Beck

2010年09月10日

BECK AT LAST Volume33 1/3 (KCデラックス)BECK AT LAST Volume33 1/3 (KCデラックス)
著者:ハロルド作石
販売元:講談社
発売日:2008-10-17
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一年ほど前、BECK映画化についてケチョンケチョンに書いたので、その責任を果たすべく
映画館まで行ってきました。道連れは当然micchi_d。面白そうな映画なら女の子と行くわいね。
9割方クソ映画なので、せめてダメージ減らそうとレイトショーを選ぶも、上映時間は2時間半。
少しでも空いてる席にと二階席を選ぶも、左右にきっちり人がいる。逃げ場は無い。

とはいえね。映画なんですよ。映画館なんですよ。CMが始まり照明が落ちれば、気分は上がるんです。
9割方クソだと思いつつ、1割は信じてたんです。「ボロカス言ってすいません!」と
全方位土下座をかます事が出来るんじゃないだろうかと。そんな土下座なら大歓迎。

でも。

ダメでした。

9割覚悟していた僕ですら打ちのめされるダメっぷり。

もうね、映画にというか、物語になってなかったんだよね。ダイジェスト。順番に説明してるだけ。
ほら、つまらない話のテンプレとして、「朝起きてーご飯食べてーお化粧してー表参道行ってー
ワンピース買ってーカフェでお茶してー……」ってのがあるじゃん。そういうのが2時間半続く地獄絵図。
しかもその切り取り方が「バカ女から見たオトコの友情」って感じ。あーだからか。
それで感情移入のしどころが分からなかったんだ。納得。

もっとこうさ、BECKの良さ、ドライで熱い人間関係の感じとか、覚悟を決めた時の感じとか、
そういう「左ハンドルを維持する」ためじゃない、「生きる事と死ぬ事を真剣に考えた」感じを出してくれればなぁ。
いや、それは期待しすぎか。せめて、映画然としててくれたらなぁ。腹立てる事は出来たんだけど。
なんか腹も立たない。どうしてこうなったとしか。堤監督ってそんな人だったなかなぁ。

もう堤監督に期待するのはやめようかな。二十世紀少年もひどかったし。
「大会社の威信をかけたプロジェクトムービーを、利害関係調整しつつ軟着陸させる事の出来る立派な監督」って
そんなたくさんいるわけでもないしね。十分だよ。このご時世、プロダクションの副社長ってのも大変そうだし。
でもそういう人に、この漫画を描いて欲しくは無かったなぁ。ひょっとして壮大な皮肉?分かりにくいよ、監督。

LFLの社長みたいな人が監督して、諸角ヨシトみたいな人が主演して、
ベルアームみたいな宣伝して、豆タンクどもが感動する、ハッピー☆三国志みたいな映画版BECK。
もしこれを読んでくれてる方が、こんだけ言っても見に行くヒネクレ野郎なら、笑いたいところで笑うべき。
どーせ、上からコーラぶっ掛けてくる気合の入った娘っ子は、こんな映画見に来ないんだから。


とはいえ、やはり映画は映画。クソならクソで、話題になるから面白い。
そこがファミレスで、相手が話の合う奴ならなおさらです。ということで、micchi_dとの
ファミレスでのいつもの感じを録音してみました。「ええ、ええ」って言ってるのが俺です。
お暇な方はお聞き下さい。ここまで読んで共感できた人は面白いと思います。
ネタバレもあるから、期待して見に行く人はヤメトキナー

100908_beck.mp3
(36.8MB)

sarustar at 12:24|PermalinkComments(0)TrackBack(1)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2009年06月03日

beck1

最近ROCKについてしか書いてないな。まぁ僕がROCKな男だからしょうがないよね。


BECK映画化ってwwwwハロルドナイスwwwww
いやね。最初聞いたときは、あーうぜーって思いましたよ。
ぶっちゃけ怒りに任せてブログ書いちゃいましたよ。でも気づいたんです。
あ、これハロルドの皮肉だって。ハロルドじゃなくてクリスティさんだって。

だって原作で「ハッピー★三国志」なんてメディアミックスの馬鹿漫画登場させてさ、
諸積ヨシト主演で映画化決定!とか描いてる漫画家が、BECK映画化!水嶋ヒロ主演!なんてのに
諸手を挙げて賛成してるわけねーじゃんな。これは漫画好き、BECK好きなら汲んでやらなきゃ。
大体水嶋ヒロなんてまんま諸積ヨシトじゃんwww漢字+カタカナとか偶然でも笑えるwww

しかしこれ、そう考えると結構おもしろいな。最初に誰が思いついたんだろ。
絢香と電撃結婚して、音楽業界のドロドロした感じにおそらくすげーー触れたであろう水嶋ヒロが
蘭との確執のあるBECK側として映画化とか、結構アツいっちゃぁアツいのかも。
まぁだからといって、水嶋ヒロや佐藤健とかいうやつに、これっぽっちの期待もしないけどさ。

こんな感じではなから期待してないBECK映画化なのですが、
期待しないとする根拠も一応書いて見ようと思う。

コユキの声って映像で言えばCGなんだよね。実在しない声。調合金生命体とか宇宙船とかレベル。
だって声一つでバンドに未来を感じさせ、世界的映画監督の心を動かし、
老舗のレーベル社長やライブハウス店長に認めさせ、観客を数百人数千人動かすんだよ。
音楽映画はだから、役者が大事。ためしにこれを見てほしい。



音楽映画の金字塔「天使にラブソングを2」です。
引っ込み思案な男の子が、音楽の楽しさに突き動かされてファルセット披露しちゃう鳥肌シーン。
これがコユキのロジック。舐められてるとこから始まって一気に巻き返す。
佐藤健じゃぁ、誰でもない男の子の役なんか出来ないっしょ。
見る人は最初から、あ、イケメンだって思って見るでしょ。なにか期待しちゃうでしょ。

イケメン役者を否定する気は無いです。イケメンは才能。
顔が良い、なんともいえないオーラがある。これは大きな説得力。
ただそれがBECKにとってはむしろ邪魔になると言いたいのですよ。
竜介のギターも、漫画見る限りじゃCGレベル。水嶋ヒロ?無理無理w

BECKが「天使にラブソングを」と違うのは、これが音楽モノというよりロックバンドものだって点。
ロックバンドには伝説が似合う。カッコイイのが似合う。だから、音楽モノよりは映像でごまかしが効く。
そういう意味では勝算が無いこともない。でもね。この映画がROCKに殉じようとしてるとは思えない。
だったらこんなにイケメン勢ぞろいさせないもんね。

水嶋ヒロが諸積ヨシト役やるってんなら大歓迎。そこまで切り込んでこそ映画。
「ヒロは市場の需要を満たす飛び切り優秀なソフトだよ」って言われてみなよ。
ぶっちゃけ、デトロイトメタルシティの後追いにしか見えねーんだよね。
ヒロ君使えば、正統派ロックバンドでもいけるでしょーってノリじゃねーのかい。

音が出ないという逆境を逆手にとって、「魂に触れる音」という架空の音を鳴らしたBECK。
映画化なんて無謀だと思うけど、イケメン達の青春群像劇にだけはしないでよ。
それはそれで面白すぎるんだけどさ、素直な俺はやっぱり悲しくなるからさ。


BECK volume34 (KCデラックス)BECK volume34 (KCデラックス)
著者:ハロルド作石
販売元:講談社
発売日:2008-10-17
おすすめ度:4.0
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2010.9.7 追記
公開されましたねー 一応見に行くか…
オフィシャルサイト 上映館

2010.9.9 追記
見てきました。いやぁ酷かった。
BECK見た後のファミレストークを録音してみた

sarustar at 01:35|PermalinkComments(2)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote