思ったこと

2015年01月26日



プロレス好きな人からは怒られそうですが、試合ではなく踊る中邑真輔を見てビンビンきました。試合は見たことないですごめんなさい。で、我ながらなんでこんなにクるのか分からなかったので、ちょっと考えてみました。

まず上記の動画の第一印象。ガキンチョ共がシャラくさい。ただこのシャラくささというのは、もう完全に「これをモノにするには若すぎる」ってだけの事で、決して嫌いだと言いたいわけではありません。茶番をやり切ってるんだという説得力は、まだどーやったって持ちようがないんだと思います。輸出コンテンツはエキセントリックであればあるほど強いわけで、自国民としてみると鼻につくのは仕方ない。これは以前の「
Happy問題」で僕を悩ませたものと同じです。あれは酔っ払った大人の所業だから、嫌悪が舳先で旗振ってたけど。あ、曲は割と好みです。

で。この動画における中邑真輔の存在感とあり方について。僕の理解を越えています。プロレスのプロレスラーの表現力ってこんなとこまでいってんのかと。めちゃイケでの中居くん的なナニカをみたいなものを、愛と忍耐で長い年月かけて抽出し知性と偶然とフィジカルの説得力で結晶化した感じといえばいいのか。

例えば僕が何者かとしてこの中邑ポジションに抜擢されたとして、こんな洗練されたアイデンティティを示せる気が微塵もしません。この達者なガキンチョどもを前に、どう振る舞えば良いか分からない。アウェーな土俵もといリングに一人降り立ち、チャンピオンベルト晒して相手のブックに余裕綽々に乗っかる力量。努力やプロであるという自意識すら感じさせない、人を食った表情と動き。インテリジェンスが裏打ちする色気に塗れた軽妙洒脱な存在感。それらをこの場で発揮すれば良いという判断の正確さ。

凄いよプロレス。新日本と言えばいいのか?詳しくないからなんか言うのも憚られます。ちょっと河本さんに教えを請わねば。

そんな中邑真輔の魅力、魔力に衝撃を受けた僕ですが、あわせて衝撃を受けたのが、その魔力を見事動画に落とし込んだ、このディレクター、あるいは中の人の力量です。

例えば、中邑真輔のマイムからの「あーそびーましょ」を受けてのあの表情。なんてオーダーしたんだ。そしてその後の力比べの流れと結果。なんてオーダーしたんだ。両者の、単に「ダンサーとプロレスラー」「大人と子供」「ゲストとオーナー」といった二項対立では説明付かない、複雑で絶妙なバランスを定義せんとする物語。キッズやキッズが表現するものへの信頼と、中邑真輔の言葉に出来ないナニカ(おそらくイヤァオ!的な何か)への信頼が高いレベルでバランスしていないと収穫できないカット。それをもぎ取った奴がいる。凄い。

ひょっとしたら。中邑真輔が凄すぎて、当初のオーダーの斜め上3000mくらいのパフォーマンスをした可能性もあります。でもだとしたら、仮に全くの偶然の産物だとしたら、中邑真輔をキャスティングする理由が見えない。イヤァオ!という空(クウ)への投身の一歩を踏み出す理由がわからない。愛か。プヲタの愛と盲信なのか。その可能性もあると感じてしまうくらい、今の僕にとって中邑真輔はオーパーツです。誰が撮ったんだ。

天ぷらキッズ(の中の人含む)と中邑真輔に共通するものは、自らが飛び込んだ「茶番」への確信と愛、そして距離感ではないかと思います。上の動画のサムネ、この表情を正面ではなく斜め上から撮る「距離感」。中心に意味のないものを据えることで得られる無限の自由…というとなんて日本的。で、今いろいろ中邑真輔動画漁ってたら、京都出身なのねこの人。なんだろうこの説得力。第一印象として下に貼る動画との関連性を感じたんだけど、それだけじゃないな。このウルトラマンのスタンスから更に一歩も二歩も前にいる。

今後、天ぷらキッズが誰かとコラボるとして、これは相当相手の力量が問われるよなぁと思います。今後の天ぷらキッズの動向に俄然興味が。もちろん今の、そしてこれまでこれからの中邑真輔にも興味が出てきました。漁らねば。フォローせねば。足を運ばねば。



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2014年06月15日


NIKEのつべCM、「THE LAST GAME」がめっちゃ良いので、そのことについて書いてみよう。これの良さは「お約束」の良さだと思います。僕はそういうのが大好きなのです。

まず、動画の構成をざっくりと。

シーン1.ワールドカップ開催地であるブラジルの女神像から、「サッカーに興じるキッズたち」のシーン。スターと自分を重ねオーバードライブする演出。かっこいいスター。

シーン2.プレゼン会場。クローン会社の社長が「リスクは無い方が良い」という論を展開。「リスク上等」をひっくり返す。

シーン3.クローンに敗北を喫するスター。かっこ悪いスター。

シーン4.自分たちの能力を生かせず悶々とするスター達と、彼らを招集するリーダー。

シーン5.謎めいた場所で彼らの誇りを取り戻す。試合の申し込み。選手生命を賭ける宣言。物語のスケールアップ。

シーン6.試合開始。リスクを恐れず、優勢に進めるスター。かっこいいスター。

シーン7.スーパープレイからの完璧なゴールをセーブするキーパー。クローンの逆襲。かっこわるいスター。

シーン8.メッセージ「なにより危険なのはなにも生まない無難なプレーだ」のナレーションと、「リスク上等」のテーマソング。スターの逆転勝利。かっこいいスター。

シーン9.リスク上等(RISK EVERYTHING)のテロップ。

こんな感じです。ちょっとした映画のような、基本に忠実なストーリー展開。5分半という短い動画でこれだけの波を作れるというのが素晴らしい。だけどそれはこのCMが独立して成し遂げた素晴らしさではありません。今日に至るまでの無数のストーリーの積み重ねにより、「観客が進化した」ことで、初めて成立するストーリーテリングだと思います。

分析。順番に行きます。まずシーン1。スターと自分を重ねオーバードライブする演出は、4,5月に話題になっていた
NIKE CM「リスク上等」のメインアイディア。視聴者とスターを繋げる美しい演出。視聴者はすでにこのアイディア、ビジュアルをしっている。開始30秒でイメージされるストーリー。

シーン2。シーン1を受けて。「事件は会議室で起こってるんじゃない!」から「事件はねぇ、会議室で起こってるの!」のように、価値観をひっくり返す。前作で積み上げた安定を崩す。解決した問題は見る必要がない。問題の拡大生産。クローンというのも、スーパーマンのビザロ、スパイダーマンのヴェノム、仮面ライダーブラックのシャドームーンといった過去のヒーローモノでよく出てくるアイディア=「お約束」。

シーン3。バスケットボール界にも拡大するクローン。物語のスケールアップ。

シーン4。アルマゲドンの仲間を集めるシーンと同じ。ミッションを果たすために選ばれたTHE CHOSEN ONEが揃っていく楽しさ。円卓の騎士。

シーン5。謎めいた場所。インディ・ジョーンズやトゥームレイダー等。理屈を突破するビジュアルの説得力。リアルを逸脱し純粋に物語に没入させるフィクション・マジック。一連のリーダーのビジュアルは過去のNIKE CM「シークレット・トーナメント」のホストを思い出させる。きっかり5分のアニメーションシーンで、この魔方陣が明らかになる瞬間が、ちょうど中間の2分30秒地点(冒頭10秒のタイトル部があるので、動画では2:40)

シーン6。まずは優勢に進めるスターチーム。冒頭の頃とは違う事を表すシーン。ここまでの2:30が意味のあるものであったことを表す。

シーン7。クローンの逆襲。やっぱダメかも...と思わせる。ラストへのタメ。

シーン8。テーマの再認識。全てを「リスク上等」に集約させるナレーション。大量に出てくるクローン=卑怯な手段に出る敵。ここまでクローン側は、クリーンに戦ってきていたから、価値観としては五分。卑怯な手段に出るからこそ、叩き潰す口実が得られる。戦隊モノとかで負けそうになって巨大化したり人質をとったりするのと一緒。テーマソングが流れ盛り上がる。大量の敵を翻弄するイメージは過去のNIKE CM「THE MISSION」(スターと剣道ロボが戦うやつ)にも通じるビジュアル。

シーン9。まとめ。

という感じ。過去の色々なものを踏まえていることが分かると思います。過去の様々な物語の美味しいところが、形を変えて何度も繰り返される事で「お約束」になる。その「お約束」を集めて、ぎゅっと5分にまとめる手腕。意識せずともこうしたイメージの集積が視聴者に備わっていると判断したからこその動画です。製作段階でこの絵コンテを見て、「なにこの地下迷宮。よく分かんないからカットしてよ」とか言われないんだろうな。

「たくさんのスターが出てくるNIKEのCM」というお約束がまずあって、その上に様々なストーリーの「お約束」を乗っけながらも、決して内輪受けやありきたりな物に落ち着かず、「リスク上等」のテーマをかっこ良く表現したこのCMは、豊かだし、素晴らしいと思うます。タレどっぷりだなー。

最後に、過去のNIKE CMを貼っておきますね。







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2014年05月01日



下に連投した2つのエントリ(
これこれ)。昨日ポストされて、ここ10時間ほどで再生数3万ほど伸びてる(夕方時点で8000くらい、現在35000弱)ホットムービー、Happy from Harajuku Tokyo - Pharrell Williams #harajukuhappytimes について、初見でなにやら嫌な鳥肌が立ち、しかしこれこそが正解なんじゃないか?という不思議な直感も働き。そのアンビバレンツな心象に動揺を覚えた僕が、信頼する友人2人にこの映像の感想を求めてみた、そのやり取りのログです。こちらもゼヒ読んでみてください。

それぞれ立場の違う両者ですが、キーワードとして共通のものが幾つか出てきたのが興味深かったです。「フォーチューンクッキー」「Kyoto ver.」とか。どちらも僕は想像してなかったので、なるほどなーという感じでした。おかげで多少心の整理がついてきたので、僕が抱いた違和感についてまとめてみます。なーんか嫌いなんだけど、嫌いと言い切れない。なんでだろう?というやつです。分かりやすくするために、まずなんで嫌いなのかを熱量上げてまとめてみると。

1.達者
海外ではやりの「Happy ダンスムービー」というのを、これ以上なく上手ーにこなした感じ。海外的なノリをトレース出来る事がオシャレであると言いたいのだろうか。正気か。恥知らずか。BECKの真帆のアメリカンスクールの友達みたいなのがいっぱいでてくる。上手に海外的HAPPYを演じてるふうにしか見えない。この海外ノリに対しての達者さに対するイラツキ。そう、あれと一緒だ。



2.オシャレ
オシャレじゃないとHappyでいられないのかお前らは。人から幸せそうに見られるのが幸せか。たまに言い訳のように挟み込まれるデブ女。職業デブ(力士の事ではなく)。業務上過失デブ。ハズシとしてのデブ。なんと言えばいいのか。パニック映画で最後まで生き残るメンバーに必ず黒人がいるような。渡辺直美好きーとか言うモデル女のような。とにかくおめーら普段着でやれ。あ、それが皆さんの普段着ですか。これは失礼しました。

3.トップダウン
ちょこちょこと挟まれるゆーめー人。Happyの動画が広まった流れって、ボトムアップだったんじゃないの?オープンソース的なフォーク感、アニソンだったHappyが公式MVを介して一人ひとりにたどり着いたのがHappyのHappyたる所以じゃないのか。自分の曲が皆のものになったその多幸感でファレルは泣いたんじゃないのか。「これはみんなの曲だよ」a.k.a BECKだ。それをなぜトップダウンに引きずり下ろすのだ。告知集客してやるフラッシュモブとかさ。モブ感どこ行った。

4....なにかを騙そうとしている...!感
これ。東京ネイティブの元同僚にも感想聞いてみた時思った。彼の発言が印象的。「BEAMSの社長がバカみたいに踊ってるのがリアル感ないしキモいし東京原宿あんなキモくない」それな。これで騙されるのは田舎者だろう。高校生の時の僕はきっと騙されていたはずだ。こういうやり方が非常に昭和臭い。その気持ち悪さ。

以上です。てか書いてて気付いたけど思ったよりこれ嫌いだったんだな俺。ただ、出てくる人物皆が皆嫌いなわけではありません。ざっと数えたところ、15組くらいは違和感なく見られる人がおりました。逆に「テメーは俺を怒らせた」的な人も同じくらいおります。

で。

しかしですよ。上記の「ムカつく理由」が、そのまま全て、「これが正解なのかも感」にもつながるのです。だからフクザツなのです。

1.達者。いいことじゃん。PRしたいのだから上手くやろう。実際これは結構な評価を得るはずです。海外にアピールしたいんだから海外の人が分かるように翻訳してあげることも必要。これが出来る人がたくさん集まっている場所なんだもん。できちゃうんだからやればいいじゃん。

2.「オシャレで何が悪いの?ファッションタウン原宿だよ?君もGAP前でスナップ撮られるんじゃないかってドキドキしたことあるでしょ?」「ごめんなさい。」

3.だってトップダウンじゃないと見ないじゃん君ら。そもそもボトムアップで誰かやってるの?それに言うほどトップダウンでもないし。やろうと思えばもっとえげつなくも出来るけど(実際もうすぐそういうの公開するし)これはあくまで原宿に縁のある人だけじゃん。ちゃんとローカリティー重視してるよ?

4.過剰にはしてるけど、嘘ではないでしょ。PRなんだから演出は必要だし、それは他のHAPPY動画でも多かれ少なかれやってるでしょ。動画ってそういうもんじゃないの?実際高校の時の君にはこれが響いてた訳でしょ?大成功じゃん。「外から見た原宿」だからこれで良いんだよ。

とまぁこんな感じで。これが必要だし、結果正しいんだと思います。純粋に嫌いだったら無視するのですが、「見せる」という立場で考えると、正直これ以上のものをひねり出せる気はしません。でも、「だからok!」と言っちゃうのにも抵抗があるのです。これ以上の言葉は今の僕にはありません。皆さんどうお考えかよろしければお聞かせ下さい。これについては今後も考えを更新していく所存です。最後に、こんな話に付き合ってくれた友人達に感謝。それぞれの立場でちゃんと意見くれるのでありがたいのです。

sarustar at 04:31|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2014年04月30日

浅野 まさる
やほー ちょっと時間ある時意見聞きたいのだけど、

原宿の魅力を世界に発信するということでこの動画らしいんだけど、これどうなんだろ。
この曲のオリジナルの盛り上がりは好きなのに、なんかこれ見て鳥肌立っちゃって、でもこれが正解なのかなという気がしなくもない、フクザツな気分。


▲▲▲▲▲
まぁ好みの問題じゃない?w
個人の感想としては、色が綺麗だし、先進国としての日本のファッションとかカルチャーとかを表現しててすごくいいと思うけども。。


浅野 まさる
この間の、あざとさの話とつながるのかな?と思った。


▲▲▲▲▲
あぁ、そういう感じか。。んー。オレはよくわからないけど、
例えばだけど、
クリエイターとかクリエイティブの現場にいる人達が、真剣にこれを善し悪しつけるとして、例えば「ヌルいよね」とか思うんだとしたら、その動画を評価するセンスとかそういうところが一般人と違うのかとかは思うな。オレはあくまでも一般人のセンスしか持ち合わせてないと思ってるから、たいして気にならないというか。むしろ、良いとさえ思う。ダセーとは思わないな、この動画。
ってか、むしろ、これなんかみんな自然に踊ってるし自然に笑顔って感じじゃない?あざといかなぁ。。
もちろん、演出意図はあるだろうけど、なんか目くじら立てるベクトルのヤツじゃないような気がするけど、どう?


浅野 まさる
目くじらというか、俺は第一印象でなぜか鳥肌が立っちゃって、でもこれが正解な感じもあって、何だこの違和感?という感じだったのね。


▲▲▲▲▲
ふむ


浅野 まさる
とりあえずは、トップダウンの感じが気持ち悪いのかも?という話に。
まとめると長くなるから、ブログに書こうかな...


▲▲▲▲▲
アハハ。うんうん。
オレ、あんま詳しくないけど、周りの文脈とかいろいろ知ってるか知ってないかで、違うのかもね。


浅野 まさる
ちなみに、この曲と、この曲の動画は知ってた?


▲▲▲▲▲
オレは少なくとも、ファレルウィリアムが動画観て泣いてるのは観た。
もちろん、その前にに曲じたい流行ってるの聞いてたけどね。
その程度。
それからどういう経緯で原宿バージョンがあるのかとかしらないけど。


浅野 まさる
おうおう あのインタビューのやつね。


▲▲▲▲▲
全世界で動画が作られてる、ってのは知ってるよ。その程度。
あとは、楽曲自体が文字どおりハッピーですごい好きだけどね。笑


浅野 まさる
ふむふむ。曲は俺も好きw


▲▲▲▲▲
あざとくていやだなぁ、って例えば思うとすれば、
趣味が悪いなぁとか、悪趣味だなぁとか、なんか企画書が透けて見えるようで、それでいて、コンテンツとして薄っぺらいなぁとか
オレ個人はそういう感じ?ニュアンス?だけど、
そういう指標で、個人の評価としては、
ちゃんと突き抜けてるとは思うな。
一定のラインを。
観てて笑顔になるし。


浅野 まさる
うんうん。突き抜けてるかどうかが評価のラインとして大事よね。


▲▲▲▲▲
演出としてはさ、別になんてことはないけど、でも、なにせカラフルなのがいいし、田舎の若者がこれみたら、やっぱり原宿っていいな、とか思うんじゃないの?わかんないけど。


浅野 まさる
思うと思う。


▲▲▲▲▲
今の記憶では、着物とか、メイドとか、原宿のGAPだったとこのあのミラーのエスカレーターとかアパレルの店員のおっさんの出で立ちとか、
相撲とかは、日本人がみても、バイアスがかかりすぎて、正当な評価ができないと思うけどね。自国だし。
キレイで、映像にバラエティ感とリズム感があって、オレは好き。
オリンピックの誘致の映像とか、そういう似て非なるものものあるけど、そういうものとちょっと違うと思う。


浅野 まさる
そのオリンピック誘致映像てのは、ググれば出てくるかな。サンプルとして見てみたい。


▲▲▲▲▲
あぁ、出てくると思うなぁ。


浅野 まさる
おk見てみる ざっくりどんなやつ?


▲▲▲▲▲
え、ホントに観てないの?


浅野 まさる
うんw

これとかかな。

TOKYO2020 FINAL Presentation FILM
www.youtube.com


▲▲▲▲▲
TOKYOの紹介VTRだよ。プレゼン時の。「TOKYOはこんな街ですよー」みたいな。文化から建物から何から。
あぁ、そうか、これこれ。
紹介VTRはまた別だ。
ごめんごめん。
これは、ちょっとエモーショナルだからハッピーとはまた違うかもなぁ。


▲▲▲▲▲

https://www.youtube.com/watch?v=HI3ErDjr4BY

2020 Olympics - Istanbul, Tokyo and Madrid Promotional Candidate Videos
www.youtube.com
Videos courtesy of the 2020 Olympic Games Candidate Cities. Cities listed in the order of drawing of lots: Istanbul, Tokyo, Madrid. Subscribe to the Olympic ...


浅野 まさる
おーサンキュウ 今さっきの動画見てる


▲▲▲▲▲
うんうん、オレちょっと夕飯食うわ。


浅野 まさる
おkサンキュウ!ありがたいわー


▲▲▲▲▲
オレも今2つ見返したけど、このファレルのヤツとはあんまり関係ないかもね。笑
サプライズでプロポーズするフラッシュモブ的なヤツとか、日本的な文脈からすれば、踊ってみた、とか、フォーチュンクッキーとかのほうが、直接的に関係するのかもね。


浅野 まさる
うんうん。フォーチュンクッキーは★★★★★との話題でも出てきた。


▲▲▲▲▲
ファレルの、この世界で流行っているヤツに乗っかって、「便乗でPRしてやれ」、みたいなところに引っかかってる、ってこと?なら、まぁそういう意味での違和感、PRを考えずにファレルの楽曲を純粋に楽しんでる動画とは違うと感じる人はいるかも。


浅野 まさる
引っかかってるポイントは、「上手にファレルっぽくやってるねー」という感じかなぁ。


▲▲▲▲▲
AKBを多少知ってる者としては、あれは、最初にスタッフがフォーチュンクッキーを真剣に踊ったサプライズ感が頂点で、あれ以上のものはなかったはずなんだけどね。


浅野 まさる
楽しそう感よりも、それっぽくやってるね!感が前に出て見えちゃう。
あーその、「二次創作の一次創作感」が無い、という言い方はアリかも。


▲▲▲▲▲


浅野 まさる
ニコニコとかだと分かりやすいんだけど、オリジナル出して、二次創作がばーって出てくるじゃん?
かっこよかったら。


▲▲▲▲▲
うんうん


浅野 まさる
そこまでは、「二次創作のネイティブ感」があるんだけど、
TOYOTAのCMに千本桜、とかは、いや良いんだけど、なんか違うくね?となるというか。
千本桜のCMは意外と好きなんだけどさw


▲▲▲▲▲
んーそうだなぁ。千本桜はまぁちょっと置いといて、
オレは純粋に、後出しでも後追いでも、海外の人があの原宿の動画みたら、
それなりに面白ガルと思うんだ。
オレらが、黒人の人が踊ってるハッピーの動画みて
面白がるのとおんなじで。
へー、こんな文化が異国にはあんのね、っていう。
それで、いんじゃね?っていう。w
その上で、コンテンツが素人素人しすぎてたら、オレはあんまりムービーとしての価値がないと思っちゃうから、


浅野 まさる
映像としてしっかりしてるよね。


▲▲▲▲▲
むしろ、作りこんであるから、その意味で、ちゃんと作品になっていると思う。
うんうん。
そういうプラス評価かな。
フォーチュンクッキーの最後のほうに便乗してる、
ダッセー感とか、
そういうのとは全然違うかも。


浅野 まさる
ちなフォーチュンクッキー、金沢市長も踊ってる模様。


▲▲▲▲▲
そうそう。かなりやったよね。でも、鼻で笑うわけじゃなくて、努力はみとめるけど、
動画として面白いのは、スタッフが踊ってるやつと、
オレが好きだったのは、サイバーエージェントのヤツかな。
顔採用したSAの社員さんたちが、リア充臭をバリバリ出しながら踊ってるのが
ある意味、アバンギャルドだと思ったよ。


浅野 まさる
ふむふむ。逆に、ダッセーというのは、どういうのがあるのかしら。俺全然見てないや。


▲▲▲▲▲
いや、ダッセーってのはホント個人の感覚で、やってるほうは真剣なんだし、いいんだけど、
あまりに便乗が遅いところとかさ。
あんなの、ジャパネットたかたと
行政でどっかの市町村と
あと、民間起業と、
5パターンくらいまでが、やったった、感として認めたい感じ?


浅野 まさる
ふむふむ。


▲▲▲▲▲
そっから先は、別にけなすわけじゃないんだけど、
町内会とかそういうのと一緒で、
赤の他人が「ムーブメント」として捉えるものじゃないというか。
サブカル好きのオレみたいなヤツが。
5パターンくらいまでが、新鮮で面白い。
感覚的で申し訳ないけどw


浅野 まさる
いやいや十分。
新鮮味が割とキモなんやねきっと。


▲▲▲▲▲
あぁそうかも。


浅野 まさる
HARAJUKUも、新鮮味はあるね。日本でしっかり作られたHAPPY動画は初だろうし。


▲▲▲▲▲
オレはそんな感じかなぁ。
これで、KYOTO,とか
HIROSHIMA
とかやりだしたら、
5パターン以上は、あんまり、って感じなんだろうな。w


浅野 まさる
w いやー★★★★★のとあわせて見るとだいぶ面白い。


▲▲▲▲▲
そうなんだ。


浅野 まさる
まさに、「Kyoto、Fukuoka」について話したよ。



sarustar at 22:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

浅野 まさる
やほー ちょっと時間ある時意見聞きたいのだけど、

原宿の魅力を世界に発信するということでこの動画らしいんだけど、これどうなんだろ。
この曲のオリジナルの盛り上がりは好きなのに、なんかこれ見て鳥肌立っちゃって、でもこれが正解なのかなという気がしなくもない、フクザツな気分。


★★★★★
想定している受け手が日本人じゃないんだろ


浅野 まさる
確かに。そもそも自分はターゲットじゃないわけだから、そもそも見なくていいてことかな…


★★★★★
むしろ「恥の文化」が見えるという捉え方もできるんじゃない?w


浅野 まさる
あーねw ところどころいるね。


★★★★★
日本人はHAPPYだったとしても「みなさんのおかげです」って言う人種だから、感情を表に出すのが得意じゃないんだよ。とか4chanとかで言われてるよ。絶対。
本家は感情爆発してんじゃん


浅野 まさる
してるね。ほんと人種?国柄?の差は感じる。


★★★★★
一番いいノリのやつらは花見しながら阿波踊りやってるやつらだよ


浅野 まさる
なんだろ、Happy動画やるのに原宿が一番適した街だろうというのは間違いないと思うんだけど、その寄せようとしてる感が、なんかツライというか。
あー確かに、誰が一番違和感なく見れるかってのは、チェックしてみたら良いのかも。見てみよう。


★★★★★
w別に悪意はないでしょう


浅野 まさる
「見た事あるイかしたHappy動画を上手にやろう」としてるその感じか。
力士の説得力はそれなりにある感じ。


★★★★★
力士も照れてるけどね


浅野 まさる
照れを力士力が少し上回ってるというか。


★★★★★
力士力w


浅野 まさる
ASIMOは完全にモノにしてるな。


★★★★★
あたらしいAA
なんかかわいく見えて来た。


浅野 まさる
たまに出てくる外人の馴染みっぷりは、これ俺の外人コンプの現れなのかしら。


★★★★★
いやいやこなれてますわ


浅野 まさる
あー子供、女子高生はそれなりにありだな。確かに阿波踊りはモノにしてる。
だよね。


★★★★★
でもマジメに考えるに、やっぱりサンフランシスコの光がいいんじゃない?


浅野 まさる
阿波踊り良いなぁ。


★★★★★
やっぱりじっとりしてるよね画が。


浅野 まさる
ふむ確かに。


★★★★★
あの曲にはあの光が大事なんだと思うよ


浅野 まさる
夜の映像でもアリだったから、空気感なんだろな。


★★★★★
だろうねー
やっぱり海外で撮った写真っていいもんねー


浅野 まさる
比較として、
https://www.youtube.com/watch?v=BOhhMHkClsc
これは俺、良いと思うの。

あっくん 「SHIBUYA PARTY ROCK NIGHT」
www.youtube.com
8/28(水)より、あっくん「SHIBUYA PARTY ROCK NIGHT」が遂に配信スタート!! 【iTunes】 http://umusic.ly/sprn_yt 【レコチョク】 http://umusic.ly/akkun_reco 【あっくん 「SHIBUYA PARTY ROCK NIGHT」説明】...


浅野 まさる
カバー曲で、コンセプトもオリジナルトレースしてるけど、ちゃんとモノにしてる感じがする。


★★★★★
えー
ダセーじゃん


浅野 まさる
ダメかw
Happyと同じダメ感?


★★★★★
HAPPYの各地版は公式みたいなもんなんでしょ?


浅野 まさる
だと思う。
自然発生のも別としていろいろあるぽいけどね。


★★★★★
オープンソース的な乗っかり方だよね


浅野 まさる
そそそ!
フォークしてる感じというか、マッシュアップ。


★★★★★
そーゆー意味では、受け手はドメスティックな人たちじゃなくて、国境を越えたオープンソースコミュニティなわけで
バタくさい感じはちょっと鼻につくけどええやん
あっくんはドメスティックすぎてださいよ。


浅野 まさる
ん、ごめん。オープンソース的な乗っかり方というのは、Happyがだよね。
うんうん。


★★★★★
そう
あっくんはニコ生的。
HAPPYはYouTube的って差なんじゃない?


浅野 まさる
あっくんの方は、カバー曲をリリースしました。というもので、Happyは乗っかりました。というものだから、そもそも違うか。


★★★★★
そうねー


浅野 まさる
ハラジュクHappyは、オープンソースに乗っかるんだけどリリース感があるというか、
クールジャパンのダサさって事なのかな。
トップダウンでやるものじゃねぇだろという。


★★★★★
まぁ企業主導みたいだからね。


浅野 まさる
でも多分、トップダウンでやらないと、海外オープンソースコミュニティには届きにくいんじゃないの?というか、
そこが俺のフクザツな気持ちの根っこかも。


★★★★★
まぁね。個人発のムーブメントではないよね。
つーかファレルだったらnigoが仕切ってやればいいだけなんだけどね。


浅野 まさる
なんかNIGOがやってたよね最近。


★★★★★
テリヤキボーイズとかでからんでんじゃない?


浅野 まさる

http://www.fashionsnap.com/news/2014-04-30/nigo-happy-japan/

NIGOが監督 ファレル・ウィリアムス「Happy」の日本版ビデオ公開へ
www.fashionsnap.com
 SonyMusicが、NIGO(R)(ニゴー)をディレクターに迎え、Parrell Williams(ファレル・ウィリアムス)の楽曲「Happy」の日本版ミュージックビデオを5月に公開すると発表した。今日発売の国内盤ニューアルバム「G I R L」のプローモーションを兼ねたプロジェクトで、井浦新や水原希子、ユナイテッドアローズの小木"POGGY"基史、ふなっしーなどの出演が予定されている。


浅野 まさる
これこれ。


★★★★★
やってたんだw


浅野 まさる
さすがですねw


★★★★★

VERBALや新日本プロレスのオカダ・カズチカや中邑真輔、氣志團、久保田利伸、コブクロ、スチャダラパー、「SEKAI NO OWARI」のDJ LOVE、ヒップホップグループの「TERIYAKI BOYZ」、「EXILE」兼「三代目J Soul Brothers」のNAOTO、アイドルグループの「BiS」、槇原敬之、「AMBUSH(R)(アンブッシュ)」を手がけるYOON、湘南乃風の若旦那といった、ファレルを深くリスペクトする様々なジャンルの著名人が集結するという。

まぁこちらのがオフィシャルですな
今のTOKYOでこのビデオを作る権利はNIGOにあると思うよ。


浅野 まさる
そうなのね。俺そこ知らなかったや。


★★★★★
それがあるとなったら話は別だよ!


浅野 まさる
お。


★★★★★
いや、違うな
人脈的にNIGOが仕掛けてるんだな。


浅野 まさる
というと?


★★★★★
つぎKYOTO、FUKUOKAが出るよ。
裏でNIGOが声かけてるんだろ


浅野 まさる
WORLD ORDERとか絡む感じなんでしょうか。


★★★★★
んで、個人がYoutubeに投稿する動きになってく絵を描いてるんだろ
絡むでしょうよ


浅野 まさる
あーなるほど。オープンソースを普及するリーダー的ポジションという自認があるということかしら。


★★★★★
そういうことだね。


浅野 まさる
「こういうオープンソースムーヴメントがあるんだぜ!お前ら乗っかれよ!」という?


★★★★★
そうねー。仕掛けてんだよ。
つまり、今ここでしている議論は時期尚早ということだ。


浅野 まさる
このHARAJUKU ver.で、この曲、動きに初めて触れる人って、いっぱいいるのかな。


★★★★★
いますよ。そりゃ。
24hourshappy.comの存在を知らない人もいっぱいいますよ。


浅野 まさる
曲は知ってるのかな。


★★★★★
ラジオでは流れまくってたよね。


浅野 まさる
そうなのか。そうだろな。


★★★★★
実際問題ウォールでは結構喜びとともにシェアしてる人が多かったね。


浅野 まさる
あ、マジか。俺のTLにはまだ来てないや。
まだ1万再生もいってないし、そういう意味では早い方々が多いのかなそちらのTLには。


★★★★★
ちょっと早めのリークだったんじゃない?NIGO版のリリースは5月って書いてあるし


★★★★★

http://www.fashionsnap.com/news/2014-04-30/happy-harajuku/

【動画】世界中でブーム、ファレル・ウィリアムス「Happy」原宿版PV公開
www.fashionsnap.com
 Pharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)の楽曲「Happy」の原宿版の動画が公開され、話題を集めている。原宿のキャットストリートや竹下通り、明治神宮、ヘアサロンSHIMA(シマ)やJOL原宿などを舞台に、渋谷区長やセレクトショップ代表、ショップ店員、モデル、そして相撲力士まで、様々な出演者がダンスを披露している。


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このURLがシェアされてたけど、あんまりなじみのないサイトだよね。
もしかしたら間違って先行リークしちゃったんじゃねーのファッションスナップさん
いや、つーかファッションスナップの時点でNIGOの息がかかってないわけないもんなw


浅野 まさる
でもそう考えると、この動画の向いてる方向は、海外のOSコミュニティというより、国内のマス層ってことなのかな。


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そうだね。NIGOの映像に注目を集めるための撒き餌だね!
はっはっは


浅野 まさる
まじかー踊らされてんのか俺ー


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まぁ、俺24hourshappy.com見倒したけど、このニュース見ても「別に」って感じだったからね


浅野 まさる
24hoursは俺も一時期作業用BGMだった。


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今のトークでNIGOの存在が明らかになるにつれ、スキームに興味がでてきたけど


浅野 まさる
スキーム。プロモーションの流れみたいなことかしら。
流れというか流づくりというか。


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「やっぱりマス動かさないとアカンねやろか?」というのは常にwebの課題だよね。


浅野 まさる
そうね。日本のマス、という方が個人的にはしっくりくる。


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USではwebとオープンソースカルチャーだけで成功してるように見えてたけど、それをそのまま日本にローカライズできないと判断したってことだもんね。


浅野 まさる
そうね。


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フォーチュンクッキーとかのレベルだもんね。


浅野 まさる
なにかと思ったらあkbですか(白目
金沢市長も踊ってんだよフォーチュンクッキー(白目
1億数千万の言語圏で、うち1千万人が一都市圏に集中してるという状況だと、いわゆる「マス」というのがある程度コントロールできちゃうから、「マスを動かそう」って発想が正解になるんじゃないかなーと思っている。


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まぁビッグを狙うならね


浅野 まさる
ちなみにここまでの話、匿名で公開しても平気?ブログに書きたいなと。


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いいよー



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2014年02月26日

enzine

2014年2月26日0時、稲葉のアニキが「
稲葉浩志 Official Website en-zine」をブチ上げました。B'zを百倍楽しむブログ東京油田を運営する僕としては、これに飛びつかない手はない。ということで色々見てみて、個人的にチェックポイントを見つけたので、まとめてみようと思います。いつも通り熱量高めです。不信心者は尻尾巻いて逃げ出せ。

最初に。このサイトはなんぞやという話。公式の説明だとこんな感じです。
ソロ・プロジェクトに於いて稲葉浩志が大切にしている言葉『en』。
表現の “演” 、人と人とをつなぐ “縁” 、ひとつになる “円” ・・・ “炎” “艶” “宴” など、言葉ひとつでもそれぞれの受け止め方によって多彩な意味を持つ『en』と、アメリカ西海岸で始まった手作りの冊子『zine』を掛け合わせた『en-zine』サイト。毎月、新たな情報やコンテンツを発信していく当サイトの今後の展開にご注目ください。http://en-zine.jp/pc/encyclopedia/index.html
と。なるほどなるほど。今後の展開にご注目とは、なかなかブチ上げ度高い文言。

僕はこの説明文と、そしてサイト内で新曲をYoutubeフル配信している事で、ある一つの仮説を立てました。つまり、「en-zineは、日本を代表するビッグアーティストの一人である稲葉さんが、インターネットとの付き合い方、アーティストとしてのあり方を攻撃的に模索していく試みではないか?」という仮説です。なんせこれまで、Youtubeでの音源アップロードを比較的厳しく取り締まってきていたB'zです。連想したのはLittleMonsters.com。LADY GAGAが主催するSNS。

「いよっ!アメリカかぶれ!」と言いたいところですが、僕は稲葉さんに対する信頼感を込めて、「en-zine」は僕をセブンスヘブンへと導く入口になるのではないかと期待しています。この期待を説明するためには、昨今のweb事情をちょっと補足する必要があります。

2014年現在。日本における音楽×インターネット、アーティスト×インターネットの関係性は、決して良好とは言えません。その傾向は、ビッグアーティストになればなるほど顕著です。これはなにも日本に限ったことでは無いと思われますが、少なくともアメリカでは、vevo.comがYoutubeとレコード会社の橋渡しを担う企業として存在しているようです。無料で動画を配信し、広告費で運営するサービスで、2009年からサービスインしています。それから5年経った現在でも、日本在住者はアカウントを作ることすら出来ません。インターネットにも国境はあるのです。

そんな中、2012年にGAGA様が、Little Monstersというサービスを立ち上げます。ファン同士が交流するSNS。GAGA様は、このサービスをきっかけとして世界を変えたいと言っていました。この試みはおそらくある程度成功していて、その証拠は、最近GAGA様をテレビで見かけないなぁというその実感に尽きます。テレビが喜ぶような情報発信を、彼女が必要としなくなってきているのだということです。

興味ない人含め1億人に認知させて100万枚CD売ろうというのが昭和的、テレビ的なモデルだとするならば。インターネット的なモデルとは、ファンが1000人いれば音楽活動に専念できる。1万人いれば結構な会場でコンサートが出来る。では10万人、100万人なら?という世界です。日本でいうとアイドル的な活動方法で、だからこそ現在日本では、アイドル業界が比較的活況なのだと思います。「誰もが知っている存在になる必要はない。しかし、自分たちを好きだと言ってくれるファンは、確実にネクストステージへと連れてってやる」という気概こそが、現代のアーティストに求められるものなのだと思います。en-zineをSNS化するかは未知数ですが、右から2番目のボタンが、いかにもそれっぽい。ちなみにURLはfate、和訳すると「運命」。重い。試みの壮大さを予感させます。

稲葉さんが「今後の展開にご注目」と言う真意は、きっとここら辺に挑戦するものであるだろう。そういう予測をたてた根拠は、それが時代的必然であろうという見立て以外にもう一つ。「zine」という表現媒体を冠しているという点にあります。

実は最近、僕はこの「zine」という媒体スタイルを知り、こっそり興奮していました。abcdefg*recordという名古屋発のインディレーベルのサイトで、zineの販売をやっていたのです。たった2人で運営されるこのレーベルは、このブログでも何度か取り上げた、アーティストを主体としたAllison Weissさんのやり方とはまた違った、レーベルとしての新しいあり方を模索し、成功させているように見られます。

abcdefg*recordでは、フォトZINEなるものを販売しています。プリンターでプリントアウトした旅の写真をホチキスで製本し、500円くらいの値段をつけたものですが、一部soldoutにもなっており、しっかり成立しているようです。なぜインディレーベル主催者の旅行写真が商品になるのか?それは、このレーベルにファンが着いているからとしか言いようがありません。tumblr.をやっている人は、こちらのリンクを見てみてください。photozineというのがどういうものか、なんとなく分かるんじゃないかなと思います。

有用な情報と広告を起源とするフリーペーパーではなく、ファンとフロントマンの関係性を起源とするzineという考え方。ファンクラブの様な、一対多の関係でなく、ファン一人ひとりを認識しようとしている…というのは考えすぎでしょうか。B'z/稲葉さんがYoutubeに新曲をフルでアップしたのは、今回が初だと思います。タイトルは「念書」。重い。覚悟を求められています。僕は僕たちは稲葉に覚悟を求められています。PVはあたかもAppleの1984。ソロライブは品川一会場のみ。信じるものしか救えない神様はセコいと言っていた稲葉はしかし、信じるものを強力に救済する存在へと変貌しようとしているのかもしれません。OK、覚悟完了。


という訳で、en-zineについて考察してみました。僕は期待しているし、もしこの仮説が実現し結実した暁には、「俺はこの瞬間のためにB'zファンをやっていたのだ!」といえるほどのカタルシスを感じることとなるでしょう。しかし、しかし。ただひとつだけ、最後にこれだけはどうしても言っておかねばなりません。

サイトがダサい。

思わず笑った。試みの新規性を覆い隠す時代錯誤なビジュアル。てかなにあのスプラッシュスクリーン!メインページが表示される前のビジュアルだけのページね。今どき!まさかFlashじゃねぇだろうなととりあえず右クリックしてみて、それはなかったので良かったけど今どき!あとページ内のあのボタン!今どき!ロールオーバー時にピポッとか音がしなくて良かった。フラット意識しろとは言わないけどさ。てかかっこ良ければいいんですけども!単体パーツとしてもあまりにダサいよ。そういう問題ですら無いんだけど、でもせめてアイコンの位置中心に合わせようよ。なんで全部ちょっと位置下なんだよ。



en-zine ←ログイン機能実装するかどうか賭けようぜ!

sarustar at 07:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2013年04月06日

gopro

買った訳じゃなくて買おうかなーと思って調べてた結果思ったことです。いやー。Sonyしっかりしろよ。

つべ動画見た感じ、Sony Action Camの方が、出来よさそうな印象なんですよ。特に暗所での発色と空の発色。意地でも色を持ってくる感じというか、GoPro以上に魚眼ライクな画角もあり、アクションカメラってカテゴリに求められる絵作りを若干オーバー気味にやってる感じ。タレ多めに撮れる。音はGoProの方が聴きやすい感じだけどね。

んだけども。Action Camは世界観が全然貧弱なのよね。主にWeb周りで。GoProは
Facebooktwitterはもちろん、InstagramYoutubeにも専用ページ持ってて、こんな絵撮りたい!って思わせてくれるんだけど、その感じがActionCamにはぜーんぜん無い。こちらSonyさんのInstagramYoutube。興味ない物いっぱい見せられてそっ閉じ余裕。

大体何?Action Camってネーミング。それカテゴリ名じゃん。ポータブル音楽プレイヤーのカテゴリ名として「ウォークマン」を打ち立てたSonyはどこに行っちゃったの。って今更だけども!だけども!製品名としてカテゴリ名使っちゃって、「アクションカムと言えばSonyを思い出すように!うへへ!」みたいな馬鹿な発想なやつなの?それって検索スパムみたいなもんでさ。GoPro調べたいのにカテゴリ名であるAction Camで検索できないって状況になっちゃって、ユーザーとしてはただのノイズって印象にしかならないよ!

いや、正確にはチキンレースかな。悪い印象になるか、GoProのユーザー奪ってシェア獲得できるかのチキンレース。もう発想がテレビカルチャー。あー。そういう潔くない姿勢が見えちゃうと、なんか未来がない感じがして、買うのためらっちゃうんだよなぁ。


暗所での比較テスト。左がSony、右がGoPro。


左がSony、右がGoPro。

sarustar at 11:24|PermalinkComments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2013年03月30日

loadofdogtown

人と合わない生活をしているので「友人とこんな話したよ」ってだけでブログ書いちゃううう!というわけではないのですよ。なんというか、ここ一年ほどあちこちでちょこちょこ話してきた内容なので、一度まとめておこうかなということで。遊びについて。です。はい。

まず。ずーっと元をたどると、本エントリーの発想のもとは二つあるのです。一つはmicci_dの、「良い消費者になりたい」発言。文化を育てるのは消費者であるという信念のもと、グッドコンテンツにはお金を払い称賛する。バッドコンテンツは無視を決め込み時に激しく否定するという彼のスタイルを端的に示す発言です。もう一つは、ライブの演出を手がける知人の「曲やライブの楽しみ方を実演してみせるというのが、アーティストの仕事の一つ」みたいな発言。自身が楽しみ、コールアンドレスポンスや手拍子練習なんかでお客さんに楽しみ方をインストールしてあげる事で、良いライブを作っていくという趣旨だと思っています。

これらの発言に共通する、「客、消費者、受け手には成長の余地がある」という考え方が、なんか僕の中にずっと残っていました。そんな中見たのが、下の動画です。3分半の短い動画なので、ゼヒゼヒ再生してみて下さい。



もうさ。超ウザイ。なにこのリア充臭。同級生なら絶対仲良くなれないね。やっちまえジェイソン!切り刻め!あるいは通りすがりの一見派手だけど心は真っ直ぐな女子高生にうまいことやり込められちまえ!心技体に恵まれたスクールカーストストロンガーの日常をまざまざと見せつけられて、僕みたいなボンクラキッズに出来る事といえば、天変地異の際自分だけはサバイバル出来ると妄想したりバモイドオキ神召喚ノートを自作の呪詛で真っ黒にしたりする事くらいです。そうやって私は今日まで生きてきました。そして今私は思っています、明日からもこうして生きていくのだろうと。

じゃなくて。

オトナ帝国見たい。でもなくて。分かりにくいし。

や、普通に、楽しそうだなと。リアルのヤマの気持ちか?「自分が、あんな風に走れる日はもう絶対に来ないっていうことは辛いけど、だけどその辛さを、あんな風に走れたらなあっていうあこがれみたいな気持ちが、少しだけ上回って…」ってやつ?いや。うん。楽しそうだなーと思うわけですよ。もうちょい具体的に言うと、いくら位出せば出来るのかな?と。溜めと解放、スピード、無重力、手軽さ。そういう「遊び」としての楽しさが、ちゃんと伝わってくるわけです。

多分あるんだろうな。白人カルチャー、カナダとか西海岸のカルチャーとして、「新しい遊びを作って道具を売ってビッグマネー!」みたいなロードマップが。スケボー、BMX、インラインスケートとかはもちろん、キックボードやウォーターボール、バンジージャンプとかロングボードとかさ。ロード・オブ・ドッグタウンの感じ。トップの画像ね。良い映画です。そういうの良いなって思うの。パッケージ化された遊びを予定調和的に消費するんじゃなくて、まず快楽ありきみたいな。で、その遊びに野心を乗っけるみたいな。あ、今調べたら、サバゲって日本発祥ぽいね。素晴らしい。

そういう時に必要なのって、まず遊び切ってる、遊び上手な、遊び玄人の快楽を見せつける事なんだろうなーと思うですよ。それが上の動画。笑顔の明るさ。水着で肩を組めるコミュ力。ちょっと危ない遊びを簡単にこなすスペックと、ちょっと危ない遊びに飛び込める性格。そして何より、自分たちでもっと楽しんでやろうと攻める姿勢。上の動画で言うと、複数で飛んでみたり、わーって滑ってみたり、ただ泳いでみたりさ。こいつらただのリア充じゃない。お客さんに楽しみ方をインストールするフロントマンですよ。これは天性のものなんじゃないかと思う。俺には無理。モニタ前の遊びなら得意だけど。

昨日同席したのは僕の友人の中でもかなりこの手の遊び玄人だと思ってる奴で、遊びについて教えてもらったり、俺もこういう話ししたりしてきたんだけども。なんというか思ったのは、遊ぶのって良いなと。こういうアウトドア的な事、アクティブな事に限らず、多分ゲームやインターネット、映画見たり音楽聞いたりってのもそうなんだろうな...というか、そういう事でも遊べるぜ!って事か。「時間を無駄にしてしまったけど楽しかったな、というのは有意義だ。」とジョンが言ったらしいけど、そう言えるならそれは遊びなんだと思う。ん?ジョンですよ?レノン。あのダサいおじさん。

真剣に遊ぶって、別に上達を目指すってだけじゃないと思うし、あとなんだろ。よく子供は遊びの天才って言うけど、大人は遊び玄人になれるんじゃないかなーとか。大人の遊びって言ってもクルーザーとかじゃなくて。たぶんガキは遊べないんだよ。はしゃぐことはできても。クルーザー乗らないとテンション上げられないとかって、ガキなんだと思う。クルーザーでは遊べないと言ってるんじゃなくてね。なんか、そんな事を思いました。

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2013年01月16日

cat

Facebookで人気の「有名なバイオリン弾き」は限りなくデマ』の記事について、思ったことなど。オリジナルはコチラで、オリジナルを和訳紹介したのがコチラ。なんと2007年の記事。

概要。
  • ワシントンポストが、地下鉄で高名なバイオリニストに演奏してもらい、通行人の反応を調べ、「芸術における場所(=パッケージ、設定、フレーム)の重要性」を調査する実験を行い、2007年に記事にした
  • なぜか今更、どこかの誰かが「地下鉄では誰も高名なバイオリニストに気づかなかった。私たちは普段からもっと美しいものに気を向ける必用があるのでは?」というな問題提起的良い話に作り替え、Facebookで拡散
  • Facebookでたくさんのシェア、いいね!が付いた
  • ハゲックスさんが「そのFacebookの記事はけっこう嘘だぞ!」とツッコミ
という流れ。

幸い僕は、この一連の流れをtumblr.で見ていたため、実際Facebookで見かけた時にスルーすることが出来ました。さすが情強の僕だよね!とはいえニュースフィードで見かけても突っ込む事はしませんでした。知り合いの「いいね!」にわざわざ水を差すのもね。空気読むよねそこは。内容的にも、「良かった、病気の子供はいなかったんだね(ニッコリ」で済む話だし。この姿勢は、ネット好きにとって知っておくべき姿勢の一つかなと思います。ネットには善意の嘘や無害な誤解が溢れかえっているからです。

でも、もうちょっと考えてみて、この件はそういう「善意の嘘」や「無害な誤読」とは違うな、もうちょっと悪質だな、と思ってきました。意図的に記事を矮小化した形跡が見られるからです。これは無害な誤読ではなく、意図をもった編集です。

この嘘記事の悪いところは、オリジナル記事は「通行人のほとんどが気づかなかった」→「アートには設定が必要なのでは?」という、アートというものの性格、システムの性格を取り上げた実験であるのに対し、嘘記事では「一人ひとりの心がけ」みたいな話に矮小化しているという点です。「原発は必要なのか?」というシステムとしての論点を、「一人ひとりの節電が大事」「絆」とかいう、個人や個人間の論点に落としこむのと一緒です。

こういう矮小化がもたらすものは、議論ではなく共感です。いいね!とかシェア!といった共感の気安さは、ネットにあってしかるべきだし、Facebookがそういう場所として機能しているのは素晴らしいことだと思います。が、ちゃんとした論考として成立していたものを、わざわざ小さな共感の物語に差し替えるのは、読者を馬鹿にしているだけでなく、新たに馬鹿を製造することになります。

例えば、黄色い方の24時間テレビ。あのクソ番組では障害者をよく取り上げますが、それは「障害をもつ人は社会でどういう役割を担うべきなのか」「社会に取って障害とは何なのか」というシステムの話としてではなく、単純に感動話としての取り上げ方です。お金が集まるからおk?根本的な対処にはならず、解決を先送りしているだけです。興味を持ってくれる人が一人でも増えれば良い?同時に「共感だけして理解したつもりの無知な人」を増やし、当事者の無力感と両者の溝が深まります。

矮小化された問題提起に、事態を進展させる力はこれっぽっちもないと、僕は思います。議論すべき内容を覆い隠してしまうという点で、より罪深い場合も多いでしょう。

こういう小さな世界観を提示するコンテンツは、僕は催眠術みたいなものだと思っています。世界ってこんなもんだ、この程度のもんだってイメージをうっすらと刷り込む、嫌なやつです。例えば「笑ってはいけない」とか、専門家でもないコメンテーターが知ったふうな事大声でがなりたてる、ああいうテレビ番組。日本が誇る役者、タレント、アーティストたちに馬鹿なことさせて喜ぶ番組は、世界を小さくする催眠術です。てかあれほんと嫌な番組になったよなぁ。最初は面白かったのに。替え歌歌わせられているもんたよしのりとか、マジで見たくない。

あと今回調べてて、ワシントンポストのオリジナル版が今でもリンク生きてたのがびっくりしました。パーマリンクという資産を残すのは当然なんだけどさ。日本の新聞社ってすぐ記事消すじゃん。後から検証されたら困るからなの?知らないけど。ともかく、こういう情報の催眠術にかからないよう、一人ひとりが気をつけていきたいものですよね。いいね!と思ったらシェアお願いします^^b

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2012年11月29日

timeline


緑のブログの切込隊長でお馴染みやまもといちろうさんと、IT業界きっての知識人楠正憲さんの対談記事を読んでみて、ちょっと引っ掛かるところがあったのでさらっと書いておこうかなと。記事は下記。ん?と引っ掛かったところ以外はなるほどーと興味深く読みました。前編から読むともっと良いですよ。あ、やまもといちろうさんテクノカット辞めたんですね。好きだったんだけどナー

欲求とリスクを知って壁を越えろ〜やまもといちろう×楠正憲「ネット業界“ソーシャルの次”を本気で考える」(後編)

引っ掛かったのは、『ネットでパワーを持つサービスは「知りたい」か「伝える」を解決している』というブロック。このタイトルで小さな違和感があって、まずの例としてGoogleが上げられたとこで、ちょっと気を付けて読もう、という気になって、「(楠さんが過去手がけたサービスが)今でいうSNSと違うのはタイムラインがなかったことくらい。」というところで、「なんか違う!」という気がしました。

僕はネットサービスにおける「タイムライン」をすごく重要視しています。「PHP+MySQLでタイムラインを作る!」って本があったら4000円は出すね。常に更新される情報から得られる刺激。それは「知りたい!」という能動的な欲求じゃなくて、暇な時になんとなくテレビを付けるような類のもの。映像は根本的に時間(タイム)を内包しており掲示板はまさしくタイムライン。タイムラインを生んだから、ネットはテレビの代わりになれたのだと思います。

twitterのタイムライン、あれは要は即応性高いRSSリーダーと同じで「ソース元と時間を基準にした情報の連なり」なんだけど、Facebookはその中でも情報の重み付けを機械的にやったりして、若干手を加えたタイムラインを作ってる。「このポストは表示しない」とかも出来るし、リスト機能や購読機能でタイムラインをカスタム出来る。フォロー関係のみに依存しないタイムライン作り。tumblrはタイムラインから人要素を極力廃して、「趣味、趣向」に特化したタイムラインを生み、さらにリブログという発明でそれらをシャッフルした見事なタイムラインを作ています。

他にも、新しいとこで言えばSumallyは「持っているもの、欲しい物」という意味に特化したタイムラインを作ろうとしてる(フォルダ分けはアーカイブ機能で、あれは知りたい伝えたい欲求に依存してる)し、Amazonの「これを買った人はこれを買っています」も、そういう意味付がされたタイムラインの亜種と言えます。いいね!もRTもReblogもタイムラインを楽しむツールで、それは「知りたい欲求」にも「伝えたい欲求」にも依存していない。mixiとFacebookの比較をするまでもなく、最近のSNS的なサービスはみな、「美味しいタイムラインをどう作っているか」という視点で見る必要があると思っていて、「くらい」と言える軽さではないと思うです。

「知りたい欲求」「伝えたい欲求」というのがインターネットの本質だとしたら、僕はこのタイムライン機能というのは、SNSにおける「タレ」「旨味成分」だと思っています。旨味がなかったら、いくら本質が充実していようと、普及することはないんでないかなーと。Googleは本質を追求するサービスがベースだから、タレが重要なSNSサービスがいまいちヘタクソなんだと。「名刺交換サービスが失敗したのは知りたい欲求も伝えたい欲求も中途半端にしか満たさなかったから」と書いてますが、この認識だと次のサービスもきっとポシャると思う。かも。あわわ。

で。この、タレとかいう話を、この間ブスラジでベシャりました。お時間とご興味のある方どうぞ。タレの話は後半35分くらい?真ん中より過ぎた辺りです。
デブだから飯の話するhttp://busaikuradio.tumblr.com/post/33301236618/2012-10-10-2012-9-21-3

sarustar at 03:38|PermalinkTrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2012年11月09日

wviral_1119


オバマ勝因はデータマイニング:Obama's Data-Driven Campaign @Time
米大統領選で見事再選を果たしたオバマさんの勝因を分析した記事の紹介記事。すごいな。データの蓄積と活用が価値になるという好例。予言の様にささやかれている「ビッグデータ」という言葉が、その氷山の一角を表したケースなのではないかと思う。思えば4年前、「Yes,we can.」のキャッチフレーズでオバマさんがアメリカ初の黒人大統領になった選挙は、Twitterが大いに活用された選挙でもあった。それから4年間でのTwitterの普及具合を考えると、次の4年はビッグデータがめきめき頭角を現してくる時代になるのかもしれない。

で、ぱっと思った事2つ。まず一つ目は、これまでを旧時代と位置づけて、評価をしても良い時代になったのかもしれない、という事。時代の評価っていうのは、次の時代が来ないと判断できないものなのだと思うのだけど、今回の米大統領選を節目として時代が一つ繰り上がり、これまでの色んなエピソードが、「旧時代」として評価される対象になったのかもなぁと思った。

評価される対象になるという事は、そこでついた「評価」に基づいて、序列がつけられるということで。つまり、「この時代の日米の選挙戦術は、どちらが優れていたか」という判断が出来る、という事。4年前、オバマさんがBlackberryでTwitterを更新しFlickrやYoutubeやTumblrでプロモーションしたというのはもはや「過去の時代の戦術」で、日本でそれと比較しうるモデルケースは、蓮舫がtwitterで勝間と絡んだとか、そういうエピソードしか無いんだよなぁということ。今後何をやっても、それは比較しうるモデルケースにならない。だってアメリカさんは、もう時代を押し進めているんだもの。ここから先、旧時代のツールや戦術で何をやった所で、それは所詮「WW2の時にイージス艦があったら」みたいな話にしかならないのかもなぁ。というのがまず一つ目。

思った事二つ目。米大統領選挙の「技術やプロモーション戦術のあり方を決める」という性格が、なんというか戦争ぽい、という事。軍事技術の民間転用としてGPSが生まれたとかインターネットが生まれたとかはよく言われる事だけど、そういう「アメリカが本気を出して相手をぶっ潰し勝利をもぎ取るために動く」という意味で、大統領選挙と戦争は似てるのだろうなと思った。

町山さんと宮崎さんが、アメリカ大統領選挙は常に革命を行っている様なもの、みたいなこと言ってたと思うんだけど、その手段がきちんとアップデートしていて、しかも狙った通りの効果を上げているという所が、人間の国アメリカの強いところだなぁと思う。比して日本では、僕の信頼するブロガーのmedtoolzさんをして「やっぱり角栄は凄かった」なんて言葉が出るほど、なんというか旧態依然。手段のアップデートが進まないから、過去の凄い人の凄さが、今でも引き合いに出されてしまう。

なんで日本はそうなのかとかの分析はプロの分析屋の方々に任せるし、だから日本はダメなんだとかはプロの愚痴り屋の方々にお任せするとしても、「よそはよそ!うちはうち!」と言い切っちゃうにしては、僕はテクノロジーが好きすぎる。角栄の手弁当はあくまでも、「時代に即した素晴らしいやり方」に止めておいてほしい。というのが二つ目。

で。

書いてて思ったんだけど、これって、派手な選挙の方がおもしろいから派手にしてくれよ!って話じゃないよなぁと。あいつらはこれで、「ビッグデータを実用レベルに落とし込んで、勝利をもぎとる経験と実績を積んだ」という事実。これが怖い。米大統領選というのは世界が注目せざるを得ない格好のプロモーションの場で、そう言う意味でもやっぱり、戦争と一緒。そこで、TIMEが「ビッグデータの活用が勝因」という指標を打ち出し、そうやって時代が進んでいく。

これは選挙に限った事でなくてさ。軍事技術が民間転用されるみたく、選挙戦術が経済戦術として転用されるんでしょきっと。なんだろ、なんていうのかなぁ。よく出来た話だよねほんとっつーかさ。ネット使って何やるかって、ソシャゲで廃人から金巻き上げて俺たちカシコイ!とかやってる場合じゃねぇよなぁってのは、青臭い意見なんですかね。あー。にゃー。

sarustar at 21:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2012年09月20日

tomabechi

知識人たるもの実績を超える胡散臭さを撒き散らしてこそ一流という意味で、まさに一流街道まっしぐらの苫米地英人さん、皆さんご存知でしょうか。オウム事件の時「信者の脱洗脳」のスペシャリストとして話題になった人、みたいです。僕はその頃のことはさっぱり分かりません。博士の異常な鼎談やらで「天才」として半ばネタキャラとして扱われている人ですが、恐らく天才なのでしょう。山ほどの経歴の中で僕がへーっと思ったのは、ことえりの作者であるということと、サイゾーのオーナーであるということですかね。わーミーハーっぽいw

この人は「キーホールTV」に突っ込んじゃってるとか気持ちは分かるけどどうなの?って思ったりするので、未だ判断下せない方ではあるのですが、この動画に関しては大変わかり易くてなるほどーと思えたので、ご紹介しようかなと。まるまる2時間あるので、ヒマーーな時にどうぞ。



タイトルの通り、「釈迦の悟った内容」について説明しています。ちなみにこの動画見て、「おーなるほどー」と思った以外にも、苫米地さんをちょっと見なおしたところがあります。ほんとつくづく喋り方が胡散臭くて鼻につくとすら思うんだけど、なんというか、優しい人なんだなと。冒頭の水道橋博士への気遣い方とか、質問への答え方とかね。

で、苫米地さん曰く。釈迦が悟ったのは、自分であり宇宙である。だそうです。胡散臭いなぁ。さらに、釈迦という人は、目の前のボールペンと、自分の母親、どっちが大切か答えられない人だった、とも言います。人非人、というか訳が分かりません。んでもわかり易かったんですよ。かいつまんで言うと、こんな感じかな。

1.人間は大事なものしか見えない。
2.自我というのは、宇宙の全てのものに「大事なもの」の順序を付ける評価関数である。
3.序列があると相対的に大事でないもの(見えないもの)が生まれる=自我には盲点がある。
4.全てが等しく大事であれば、すべてが見える。
5.以上より、自我の盲点を外し続ける事で全てが見えるようになり、やがて悟りに達する。

この悟りに達したのが釈迦であり、つまり釈迦の説く「空」という概念などは、その悟りに達するための予備知識やハウツーであって、それそのものが悟りの内容ではない、というのが、上記の動画の主題ではなかろうかと思います。その他にも、大小様々な横道がどれも知識に裏打ちされてて、見応えある動画になっております。

で。上記を踏まえたうえで、悟りの価値とか仏教について考えました。

悟りとは、無価値なのだと思います。言葉に出来ない圧倒的な体感である「悟り」は、他者に伝達することが不可能です。他者に伝えられないものには価値がありません。翻って仏教を考えると、これには価値があります。仏教とは「悟りに近づくための論理、行動体系」だからです。この場合「近づく」とは「ポジティブな変化をする」という事です。変化とは動きであり、動きには価値があります。

そして、そこに、悟りの価値が生まれるのだと思います。悟りを目指す行為が、その目的がブレなければ、常にポジティブなものになるという論理体系に成りうる。有象無象があらゆる価値観の対立を生む世界の中で、唯一のベクトルを生みうるという、そういうゴールを設定したということが、悟りの価値なのだと思います。

価値あるゴールを目指す場合、そこを目指す行為は、常にポジティブなものに成りうるとは限りません。ゴールすることが目的であり、ゴールに辿り着くハウツーの集積体系が出来上がってしまうからです。ゴールを徹底的に無価値とすることで、行為自体に正当性が必要とされます。ゴールが主眼の場合、手段には正当化の余地があります。その余地が、例えば宗教戦争を起こすのです。キリスト教の、天国という価値あるゴールが、例えばそれなのかも知れません。確かにあるが決して見えない存在を中心とするというのが「空」の概念だそうです。お、繋がった。

悟りにおける宇宙と自分の関係は、0と1の関係にも近いと思います。あるいは1と0と言っても良いかもしれませんが。その言い方でいうと、仏教とは、「無限に続く割り算の連続のようなもの」だと言えるのだと思います。生まれた瞬間からあらゆる数字が纏わりつく「自分」という存在を、ひたすら割り算し続けて1に近づける行為。そう考えると、僕の考える美しさというのは、例えば素数のようなものかもなーとか思ったり。

ハガレンの「全は一、一は全」とか、蒼天航路の「許褚(きょちょ)という人間を義と忠と孝で割ると、残るものは可憐なハナタレ姑娘だよ」みたいな台詞も、きっと似たような事を言っているのだと思います。漫画とか高校数学までの知識しかない自分でもこの程度には考えが広がるので、色んな事を知っていると、より見えるんだろうなぁ。苫米地さんは悟りを数学的に解明したみたいなこと言ってたけど。気持ちよかっただろうなぁ。胡散臭いけどさ。

sarustar at 17:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2012年08月13日

bigdata

日本でも、Facebookの勢いが下降気味と言われはじめている気配です。個人的には、現状楽しく使わせて頂いていますし、これまでになかったプラットフォームとして面白い場所であることは確かなので、なんとかインフラ的になってくれれば良いなぁと思っているフシはあります。

面白い場所というのはどういう事かというと、「ユーザー数が多い」「これまでに無い、価値の高い情報が集まる場所」という事です。具体的には、本名、誕生日、学歴、居住地、チェックイン情報...と、キリがありません。これまで、こういう情報がこれだけ集まる場所というのはありませんでした。しかもその情報を専有するのじゃなくて、API経由でアプリ開発者たちに利用させてくれるのです。

APIというのをすごーくザックリ説明すると、「あるサービスの機能を、外部から便利に使うための手段」とでも言えばいいでしょうか。実世界に当てはめると、学校の体育館(=Facebook)は生徒がスポーツするところだけど、ちゃんと手続き(=API)すれば市民バスケ大会(=外部サービス)も開ける、みたいな状況をイメージして下さい。

webサービスの第一の存在意義というのは、ユーザーに楽しさや便利さなどのバリューを提供することなのは間違い無いと思うのですが、第二に、いかに優れた、利用価値の高いAPIを発行出来るかというところにあるんじゃないかと思っています。自分たちの成功の結果集まった情報をAPIでもって公開し、数多の開発者や企業に再構築してもらい、結果自分たちも開発者や企業の利益を生んでいくというモデルは、非常にインターネットらしくて美しいと思います。

で。

そんなわけでFacebookは僕としては好意的に受け止めているWebサービスなのですが、実は困りものだなーと思っている点があります。Facebookは、あくまでアメリカのWebサービスだということです。先ほどAPIで情報を専有せず公開してくれるのがスバラシイと書きましたが、それはあくまで開発者、ユーザー目線であって。国とか企業とかのレベルで眺めてみると、彼我のストックする情報の質と量の差は、日々開き続けているのです。

ストックされた情報というのは、それだけで意味はなさなくとも、次のサービスの開発にとって無くてはならないものに成りうる場合があるのです。
アプリケーションは魚のように腐り、データはワインのように醸成するという言葉があります。APIを公開するということは、ナマモノのアプリケーションを外部の人間に開発させて、アプリケーションの成否を自社コアサービスの成否と切り離し、着々とデータを収集する手段なのです。

そう考えると、日本のネットユーザーからは嘲笑の対象となる中国の規制だらけのネット環境ですが、ある意味大変先見の明があるとも言えます。今Google、facebook、twitterの世界地図には、中国はブラックボックスとして見えているのではないでしょうか。

もちろんインターネットを利用したベストな戦略は、「国境のない情報の世界をワールドワイドなサービスで席巻して、情報をかき集める」というやり方です。twitterもGoogleもFacebookもそうしています。しかし、自国のサービスがそういったベストを追求できないと判断した場合、壁を設けて情報の流出を防ぎ、力を蓄えるというやり方は、ベターな選択肢、将来性のある選択肢なんじゃないかとすら思えてきます。

このワールドワイドなサービスで世界を席巻する事の必要性、必然性に突き動かされちゃって批判浴びちゃってるのが、楽天の社内英語公用語化なのかなーとか思っています。一昔前、楽天の営業さんに「海外向けに販売はできないんですか?」って聞いて、「そこなんですよねーー今頑張ってます」って言われたことがあるのですが、まだまだ話題になってはいない感じですね。サイトもどーも垢抜けない感じ。頑張れRakuten。僕は応援しているよ!

sarustar at 05:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2012年07月05日

watcher

大きなストレスも無く日々健やかに生活している立派な成人男性ですので、当然AVなんか好きですし、アイドルはかしゆかとかよぽりすとあと最近は日南響子って子にぐっと来ますし、流れで当然陰謀論なんてのも大好物です。9.11はユダヤとブッシュが手を組んで起こした事で、アポロは月に降りてない。アイドルはうんこしない。そう考えたほうが面白いよね。面白き事もなき世を面白く。ってこういう時に使うのはどうかと思いつつ、まぁそういう姿勢で生きています。

ところが。ところが。世の中には野暮な人がいたもんだねぇ。陰謀論者を許せない人種というのがいるらしい。それが陰謀論者ウォッチャー様です。陰謀論を唱える人、信じる人を探し出して晒しあげるのが趣味の方々。そもそも陰謀論が陰謀論と呼ばれるのは、それが日陰の言説だからであってさ。大勢に影響を及ぼす事はないんですよ。もし陰謀論が幅を利かせてるように見えたら、それは凄く狭いところを見てるか、あるいは実は本質は別の所にあるからです。木を見て森を見ず。それが陰謀論者ウォッチャー。

で、そういう陰謀論ウォッチャー様が、ウォッチング結果を発表してるのを見つけたので、じゃぁそれをウォッチングしてみましょうと。闇を見つめるものは闇に見つめられてるってやつ(そうか?です。じゃーん!コチラ。

山本太郎の姉逮捕という巨悪の陰謀と戦う勇者達をながめてみた

↑トゥギャッターという、ついったーのつぶやきをまとめて表示するサービスで、「山本太郎の姉逮捕は当局の陰謀!」と吹き上がってる陰謀論者を集めて晒してるまとめです。いやwwwちょっとこれはwwwwなんだろうこの主張の無さwwwww主張するのはかっこ悪いと思ってるのかしらwwwwww厨二過ぎるだろwwwwwwwwと。タグやキャプションでうっすら揶揄してみせるこのテクニック。まとめる手間かけておいて、やっぱり主張はしたくないというwww恥ずかしいんだよね主張するのがwwwよしよしwww

こうやって、主張せずただ指差してニタニタ笑うスタンスって、非生産的なのはまぁもちろんなんだけど、なんというか鉄壁の守備感が物凄いなぁと。全能感の塊というか、「憧れの人?いないけど、まぁ強いて言うなら、ミサワは好きだけど?」って感じの。護身開眼しちゃって、そこに安住してる感じ。こういう「俯瞰してるつもりが実は一番近視眼的」ってのは、非常に現代的なのかもなぁと思ったりしています。

例えば、中川昭一さんが亡くなった件。以前このブログでもちょっと書いたけど、僕は、中川さんは殺されたんだと思っています。それは陰謀とかそういう事ですらなくて、もっと当ったり前にというか。その位の事は当然起きるんだろうな、政治の世界ってそういう場所でしょという。芸能界で枕営業が当ったり前なように、政治の世界では人が死ぬのだと思っています。どこの業界にも、オープンにしたくない話題ってのはあるでしょうよ。それこそコーラを飲んだらげっぷが出るように当たり前な。

例えると、例えば農家の人は農薬を使っている。でも農薬の種類をイチイチ喧伝しない。ある人が「こんなに農薬を使っている!陰謀だ!」と吹き上がると、陰謀論者ウォッチャーの人が「農薬なんか使ってるわけ無いだろw」とニタニタする。いや使ってますよ普通に。陰謀ですらないけどさ。という感じ。その農薬が危険かどうかは、勉強しないと分からない。

主張しないのは強いのです。負けどころが無いからね。報道バラエティ番組で、最後はお笑い芸人の人が適当にオチつくって、主張を軟化させて、ぼんやりとした印象だけ刷り込む巧妙で汚い手口。こういう人達って、長いものに巻かれろ的なタイプなのか、それともそういうスタンスこそがスマートだと思ってるのか、どっちなんだろう。前者だったら嫌いだし、後者だったら馬鹿過ぎるよなぁ。自分は何が好きなのか、何を信じているのかってのを表明しない人をウォッチするのは、純粋に時間の無駄ですね。関わり合いにならないよう、自衛を怠らないようにしましょう。

sarustar at 10:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2012年06月18日

allisonweissgoestoeurope

ダウンロード厳罰化とやらで今後メジャー音楽業界が益々先細りしていくので、自分たちだけで音楽やってる人達にとってはチャンスの時期到来かも知れません。稀なる才能と飽くなき研鑽の日々でぐつぐつ音楽スキルを高めている方達を思うと、国内メジャーの舞台がどんどんクズ化していくというのは、本当に気の毒でしょうがない限りですが。どうか音楽の力を信じて、腐らず頑張っていただきたいと思います。

ということで、以前アメリカ在住のグッドメロディメーカーAllisonWeissのやり方がマジクールだと書きましたが、それももはや3年前の話。今見てみると、まーパワーアップしてるんですね。素晴らしい。本人だけでなく、チーム全体の充実を感じさせます。ジョージア州からNYブルックリンに移住した様子なのをみても、きっと順調なのでしょう。そしてまた曲が良い!お触り券を売る商売人がもてはやされ、盤にしがみつくレコード会社がリスナーを盗人認定し続ける今こそ、そのやり方をもう一度見ておくべきだろうと思い探ってみました。そしたらちょっと桁が違った。詳細は以下の画像になります。クリックすると大きくなります。

allisonweiss


いやもう凄い。メインホームページはtumblr.に集約し、メインホームページとfacebookページとの二本柱に、あらゆるwebサービスを突っ込んでる。Facebookが絡むことで立体感が増してる。MySpaceはほぼ利用してない様子。これだけのサービスを運用できるというのは、それなりの人手と本人のリテラシーがあるということです。ブログ、facebook、twitter、あとはMySpaceって国内ミュージシャンと比較すると、使ってるサービス数の、まさしく桁が違う。ためしにアルバムまるまる貼ってみます。↓

  
貼れたー 5秒!スペース余ったから2アルバム分貼ってみた。10秒!powered by soundcloud。トップに貼った画像の通り、この度Allisonさんはヨーロッパ・ツアーに旅立つようです。応援グッズ買ってくれたら特典付けるよ!って事をやってます。kickstarterを自前で。powered by storenvy。普通に買うならTシャツ一枚16ドル。安い。そして日本でも買える...送料は6.5ドル...だと... 東京でLIVEやってくれよーって思ったらeventful.com。japan tokyoって選んでワンボタンで「東京来てよ!」ってお願いできる。わーい。てかこんなん届いたら、アーティスト側としても嬉しいだろうなぁ。言葉通じない(多分)行ったこともない国の奴から、うちの国で歌ってくれって。言われてみたい。

これらのサービスを通じて出された情報は、豊富なアプリの仲介で、facebookページとスムーズに連携します。コアなコンテンツは同じで、枝葉と見せ方が違う。facebookページにアップされてる写真アルバムの、You+Me!とか大変わかり易い。ファンとの写真をうpるアルバム。これHPでやったらブレるものな。

そして極めつけはiPhoneアプリ。これも無料。自分がメディアになることの強さを知ってるから出来ることだ。つーかそういうサービスがあるんだろうな。もう、音源の希少価値で稼ごうなんて、これっぽっちも思ってないよね。音源は自分達を知らしめるための最強の飛び道具。CDはファングッズ。曲が聞けてもCD欲しい人っているんだよ。モノはやっぱり良いからね。日米におけるココら辺の意識と、各種webサービスを支えるだけのミュージシャン&ユーザー人口、そして彼らのリテラシーの差たるや。5年は遅れを取ってるのではなかろうか。

これは、ミュージシャン側の問題ではなくて、業界側と、あとひょっとしたら僕みたいな野良プログラマーがやるべきことなのかもなと思います。プラットフォームを広げるのは大手の仕事で、そこを活かすツールを作るというね。ツールが進化して、整った音楽を自宅で作れるようになった。足りないのは配る仕組みかも。そしてそれが致命的なのかも。

冒頭で、「自分たちで音楽やってる人たちにとってはチャンス」と希望を込めて書いたけど、実際はどうなんだろうというのは、ちょっと思ったりしています。ダウンロード厳罰化だけじゃなくて、「無許可で客にダンスをさせた容疑」でalifeの社長が逮捕とかさ。や、alifeの実態がどーだったのかとかは僕は全然知らないけど、少なくともある種の音楽にとって好ましい流れじゃないんでしょ?

そうやって、「頭の固いおじさんたちに怒られるのめんどいから、そもそも音楽に興味を持たない」みたいな理屈で、若い音楽ファンがいなくなってしまうんじゃないかしらという懸念と、それでも、というかむしろそういう世の中だからこそ、僕たちは音楽を求めるんじゃないかっていう期待が交錯しています。音楽とプログラムは、web上での挙動が似てるんだよ。頑張れ野良プログラマー。音楽をオリコンの呪縛から解き放つのだ。

↓CDの再発売の協力を呼びかけるビデオ。「She has the team.」が個人的にグッときた。なんせ楽しそう。


http://allisonweiss.net/
https://www.facebook.com/allisonweissmusic

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2012年05月20日

liberty


studygiftというwebサービスがあって、今オンラインでネガティブに話題になっているようです。

まず経過説明を。

livertyという「ビジネス・ウェブサービス立ち上げまくり団体」が、studygiftというサービスを立ち上げる。

studygiftとは、「学生を資金的に援助するwebサービス」 寄付を募るサイト。

「乞食サービスw」「支援される学生は海外旅行とかケータイ2台持ちとかしてんじゃねーかw」という非難が集まる。

「多様性を受け入れろ」「嫌なら見るな」「足を引っ張るのに生きがい感じてる奴ら邪魔」という反論。

という流れ。Liverty代表の入家さんのこの件に関するツイートはこちら。
家入一真(Kazuma Ieiri)@hbkr
批判するのも幻滅するのも勝手だけど、studygiftが多くの学生を救える継続的なシステムになり得るとただ信じて作った事だけは解って欲しい。坂口さんは賛同してその最初のケースとして出てくれた。見せ方や言葉が足らない部分があるのだろう。正すべきは正す。あとな、絶対やめないよ馬鹿野郎
ふむふむ。よごさんす。全面的に信じましょう。信じるとこから初めましょう。

僕の基本的なスタンスは、livertyという団体の趣旨は好き。studygiftというサービスの趣旨も好き。だけど、じゃぁこの団体自体は?サービス自体は?というと、うーん…と思います。僕はインターネットが好きで、プログラミングやwebサービスで世の中が良くなれば良いと思っているし、勉強する人に関しては半ば偏執的に好きなのです。ファミレスで勉強している人を定点撮影して眺めてたい。猫動画より癒されるわ。

で。そんな僕が、なぜこのサービスに対して「うーん」ってなるのかというと。

1.学生支援じゃなくて、現状「坂口綾優」支援になってる。
2.「学びたいこと」が明記されてない。

の2点が気になるからです。


1.学生支援じゃなくて、現状「坂口綾優(※下記参照)」支援になってる。について。
現状このstudygiftというサイトでは、坂口さん以外を支援することは出来ません。というかそもそもトップが坂口さんのスライドショーです。これってやり方としてどうなんでしょ?Google+がAKBだらけになってる状況と非常に近い感じが。プロモーションに対する発想が昭和的というか。賛同して最初のケースで出てくれたと言いますが、彼女を支援するための独自プロジェクトじゃないの?あれ?って思いました。この秋元康的炎上マーケティング手法が、今後の運営で吉と出るのか凶と出るのか。

2.「学びたいこと」が明記されてない。について
studygiftは、Kickstarterと違い、人を押し出し人に寄付する形態です。肩書きも学生に限定しています。これって片手落ちでは?と。Kickstarterはプロジェクトに寄付する形態です。学びたいのに経済的な理由で学べない人は学生に限らずいるはずだし、何を学びたいのかをトップに押し出さなければ、結局美男美女や人気者が得をするサービスにしかならないのでは?と思います。優秀な若い世代をサポートとあるけど、このサービスデザインだと、「優秀さ」の判断基準は「何を学びたいか」「何を学んでいるか」ではなくて、「顔写真」と「知名度」にしかならなさそうです。うーん、つまらん… それって結局、いわゆるリクルート的なシュウカツのパブリックイメージと大差無いよね。


今回の件で、studygiftが学生支援プラットフォームになるなら、それは僕は大いに歓迎です。ただ、現状の「人支援」というベクトルだと、あまり美しくないというか、少なくとも僕好みの方向にはいかなさそうな感じがします。そしてその方向は、ひょっとすると現状の窮屈さを推し進める方向にすら行っちゃうのじゃないか、という懸念もあります。何を勉強しているかより、顔写真の美しさが評価される方向。「就職するためにGoogle+頑張ったのに、退学になったら意味が無い」と言い切れる人間を支援するベクトルは、果たしてlivertyの「自由に生きろ」というメッセージにとって向かうべき方向なのか。それはちょっと、どうなんだろうなーーと思います。







※坂口さんについて
まずこの「坂口さん」と言う人がどういう人かというと。半年ほど前『普通の女子大生がなぜ、Google+で「日本一」になったのか』という記事になった人です。いわばオンラインの、ほんのちょっとした有名人です。Google+というSNSで日本一人気があるユーザーとなった彼女は、この記事で「就活のためにGoogle+を頑張って更新した(意訳)」と言っています。記事では、夕焼け写真が美しいから人気になったみたいな流れで、「いい写真は分からないが、バズる写真は分かる」なんて身も蓋も無い発言をピックアップしています。実に日本的というかweb的というか。

でも、正直に言って。ほんと身も蓋もないこと言いますけど。

カワイイからでしょ。

話題先行で実態の伴っていなかったGoogle+で活発に発信を続けるロリ美女だから衆目を集めたんでしょ。と思います。はい。そのこと自体は悪いことじゃないですし、批判する気もサラサラありません。記事から読み取れる、現代的な視野狭窄に陥ってるこの子の考え方は、モデルケースとして大変興味深いです。Google+の時も今回も特に興味ない人だったのですが、前述の記事読んで、現代日本の若い人が何に縛られているかを端的に表現してる、出来る人なんだなと興味が出てきました。

sarustar at 21:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2011年12月12日

takashimurakami2

村上隆×北野武を経由して、着地点は結局B'zです。「またか!」と思う方はスルー推奨。

ということで、ツーアート読みました。村上隆と北野武の対談本。世界のキタノと世界のムラカミ、二人のワールドクラスアーティスト夢の対談なんですが、内容的には完全に北野>村上。これは別に村上隆をディスってるわけではなくて、そもそもそういう本です。村上さんが、憧れの北野さんにお話を聞く、という流れです。

読んだ印象。北野武はアーティスト。この場合アーティストの定義は、創作への欲求が自身の内側、もしくは天から授かった才能から沸き上がるものであるということ。他者、社会は観察対象、攻略対象であり、しぶとい自我がまずある。それに対し村上隆は、フェイクスター。あるのはまず憧れ。アートへの、アートを育んだ白人カルチャーへの、それを支えるタレントと社会への憧れ。自我の暴走を許さない理性がまずある。頭が良ろしいのでしょう。

この村上隆の劣等感にも似た苦悩は、残念ながら僕はよく分かります。分かってしまうと言うべきか。こんなもの知らなくて済むならその方が良かった。自分に世界をねじ伏せる才能が無いことを痛感するのは悲しい事です。しかし、それを知ることが大人への第一歩というのも、また真実。この挫折がなぜか被害者意識を育て、弱者の暴論を大人の理論とすり替え、ダークサイドを歩む人もいます。しかし、才能の勝負ではなく、努力や学習、勤勉といった資質をもって世界と対峙する美しい人も、世界にはたくさんいます。

僕がハリウッドスタイルの、理屈馬鹿なストーリーテリングに惹かれるのは、それが「物語の神に近づこうとする人間の方法論である」と信じているからです。これを信じる才能は、幸い僕にも備わっているようです。蒼天航路の袁紹のような生き方かもしれないし、医龍の霧島軍司のような生き方かもしれない。その両者は残念ながら、意志ある才能の前に敗北を喫するわけですが、それが世の常ではありません。というより、それが世の常でないからこそ、そういう物語が悪魔的な魅力を放つのです。

そういう苦悩をおそらく抱えている村上隆のやり口を、しかし僕は好きにはなれません。彼の憧れるものとその結果作る作品が、あまりにダサいからです。彼は自分の中を探して、2つ突出したものを見つけたのだと思います。まず、西洋アート業界をロジカルに分析把握する事ができ、そこに侵入する手段を算段できる程度の頭の良さ。そして、その西洋アート業界に対する最大限の憧れ。憧れが脆弱な性根と結びついた時、劣等感が生まれます。彼ほど立場を確立した人間ならば、その劣等感を素直に表すことが、もう表現になり得ます。しかし彼はそれを決してしないでしょう。ダサい。歪んだ自尊心のなせる業か、それとも我が身を焦がす劣等感ですら信じられないのか。

で。

B'zはそんな、「どうしようもない憧れ」を抱えたミュージシャンです。横国を出て教員免許を取っておきながらミュージシャンの道を選ばせる程の、どうしようもない「ロックンロール」への憧れ。easy come,easy goのPVを見れば明らかです。ああいうのが大好きなのです。そして彼らは、強烈な自我を持った白人でも虐げられてきた黒人でもなく、平和で豊かで均質な日本に生まれ育ったという、否定しようもない/する必要のない事実も抱えています。丸い刃はなお痛いのです。悪そな奴は大体友達程度じゃ、ひりつくようなリアルヒップホップは生み出せません。マブなダチが2,3人撃たれて死んでくれないとさ。ハクつかないじゃん。

しかしB'zは、そんな日本で生まれ育った自分を凝視し、それでもロックをやろうともがいています。「俺を理解するのは俺一人だ!」と叫ぶ自我も、「誰も信じられない!」と叫ぶ貧困もない。でもだからこそ、「一人じゃないから、奪いながら生きてる!」と叫ぶのです。「願いよ叶え、いつの日か。そうなるように生きて行け」と、馬鹿みたいに楽観的に叫ぶ言葉にそれでも力があるのは、この国が、世界がそういう事を信じていられる場所だと、彼ら自身が信じ、あるいはねがっているからです。

この国に生まれた人間だからこそ叫べる言葉がある。その真理に彼ら自身がたどり着いたのがいつかは分かりませんが、ELEVENというアルバムの中に、まさに決意表明と言えるような歌があると、僕は思っています。それが、「
Seventh Heaven」です。 第七の天国。六大陸に属さない、七番目の価値観。それが日本ではないでしょうか。ないでしょうか!「セブンスヘブン ただ歓びなさい」なんて、まさに神の声。「身分の区分忘れ光浴びなさい」ですって。これこそ日本じゃありませんか!せんかっ!!(バンバン

彼らのアメリカ憧れは、時に滑稽ですらあります。MOTELって!見たことねぇよ!がしかし。その曲は確かに力強く、その歌詞は確かに現代をもがき生きる人達に向けられています。最新アルバムC'monで「夢を問われ 答えられないのは罪でしょうか? 何もできず一日が終わるのはダメですか? どんだけ似てるように見えても 昨日と今日は絶対に違う」 そんなこと他に一体誰が言ってくれるというのか。タイトルはデッドエンド、いわゆる袋小路。そんな中で、無理矢理でも面白がれと訴える男たちを無視していいのか。ただのオリコンスターで終わらせて良いのか。良い訳無いのです。本人達が許してもファンが許さないのです。信者は神より怖いのです。

2011年にB'zが出したアルバム「C'mon」のCMは、キャッチーで旬なタレントを起用した、それでいて大変力強いものでした。真紅のドレスに身を包んだ上からマツコを大胆に起用したシンプルな作り。重厚な低音ヴォイスで繰り返されるメッセージがまっすぐに響きます。曰く、「相手してやっから」。なんて直球。背負う気満々じゃないすか。どんだけグレイトなんすか。

ツーアート (光文社知恵の森文庫)
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2011年11月29日

screenshot
↑「それHTML5で出来るよ」とそそのかされた照英が泣きながらFlashで実装し直す様子

GIZMODOの「
もうとっとと世の中からFlashなんて消え去ればいい...の声を上げるキャンペーンが始動中」って記事について。HTML5 vs Flashの争いは、Web技術者、特にFlash使いの間では1年ほど前に語りつくされてるトピックなので、「それぞれ得意、不得意があるので、どっちも必要」でFAだと思っていたのだけどナー、という印象であります。余裕のよっちゃんおならプーです。

…なんてね。虚勢ですよ。実際は戦々恐々。もちろんFlashとHTML5の共存は可能でしょうが、Flashプレイヤーのシェアが仮に70%程度まで落ち込んだら、とたんにFlashの魅力は失われます。そうなってしまえば後はあっという間。かつてFlashがShockwaveを追い落としたように、いつ自分たちが過去の技術認定されるかビクビクしつつも、「でもActionScript3はJavaScriptと似てるから、最悪なんとかなるだろう…」なんて自分を奮い立たせ、ある者はJS,HTML5,CSS3の勉強をし、またある者はAIRに活路を見出したりして、コツコツとFlashのスキルを磨いている。それが、多くのFlash使いの現状ではないでしょうか。少なくとも僕はそうです。AIR楽しいですし。

Flashが今やちょっとした問題性のある技術であることに、異論はありません。僕はChromeをメインブラウザとして利用していますが、Flashが原因でタブがクラッシュすることは割と多いです。月2,3回はあるかな。またActionScript自体、JavaScriptに比べると動作は遅いと言われているようです。またこれまでFlashが担ってきた役割が、HTML5やJSで代替可能になってきたのも事実です。

今Flash不要論が盛り上がるというのは、やはりiPhoneへのFlash非搭載宣言と、Adobeがモバイル向けFlashプレイヤーのサポートを打ち切る発表をしたためだと思います。まぁ後者は、スマホのスペックも今後上がってくるので、普通のFlashプレイヤーで対応できると見越しての事…だと良いなーと思っているのですが。こういった状況の背景に、スマホの隆盛とPCの凋落、つまり「ふつーの人にとってインターネットってこの程度でいいよね」って空気があることも重要です。そんな事ないんだけどなぁ。大画面でのインターネットってめっちゃ楽しいんだけどなぁ。

で。

Flash不要を謳う方たちの殺し文句として、「それ、HTML5でも出来るよ!」ってのがあります。映像だったり、インタラクティブな操作感だったり。また、「Flashに出来てHTML5に出来ないこと、その逆」とかもよく語られます。ただ僕は、そういうのは、Flashの重要性のせいぜい半分じゃないかなーと思ったりもしています。

では、残りの半分は何か。それはFlashプレイヤーです。非常に高い普及率を誇り、下位互換性もバッチリ。OS、ブラウザに依存することもほとんど無く、ActionScriptさえ覚えれば容易に様々な事ができます。(HTML5でも出来るよってのは、実際にはHTML5とCSS3とjQueryとPHPで出来るよ!って意味だったりするのでorz) そしてなにより、Flashプレイヤーは「Adobeがほぼ単独で、仕様を決められる」というメリットがあります。僕はこれが、Flash最大の強みじゃないかなーと思っています。

考えてみてください。Flashプレイヤーがflvを導入したのが2003年。それからHTML5がマルチメディア関連タグを策定するのに、実に5年以上の年月が経っています。なぜなら、ブラウザは様々なデベロッパがリリースしているため、標準化にW3Cという合議制の業界団体が中心とならざるを得ないからです。ココらへん、以前書いたAppleとMicrosoftの関係に似ているかもしれません。たくさんの企業、団体の思惑を汲み取らねばならないW3Cの歩みは、どうしたって遅くなります。汎用的なOSでなければならないWindowsの様なものです。

またそうやってW3Cによって策定された標準仕様も、ブラウザによって挙動がマチマチだったりします。や、動けばまだいい方ですね。ブラウザ開発の手法自体が先進化しているので、IE vs Netscapeのような泥仕合はもう無いだろうと期待はしますが、現に今だって「このタグはChromeとFirefoxでは動くけどIEとSleipnirとOperaでは動きません」みたいな事がザラにあります。自分の作ったWebページがクライアントのPCで正しく表示されずに焦った経験の無いWebデザイナーはいないんじゃないでしょうか。

その点、FlashはAdobe様がサクっと仕様を決定できます。AppleがOSXを発表したように、AdobeがActionScript3を発表した時、泣いたFlash使いは多いでしょう。しかしその恩恵は多大なものでした。暴君がいなければ、新しい未来は開かれません。そしてコンピューター史におけるAppleがまさに暴君であったように、インターネット内でFlashは、強引に次のインターネット体験を提案する暴君だったのです。

暴君が切り開いた荒野を民衆が地ならしし、やがてかつての英雄に対して「クソみたいな王を引きずり下ろせ!」と叫ぶのは、歴史で何度も何度も繰り返されてきたことです。暴君は荒野が無ければ君臨できないのです。アイシールド21でドンは、「王者は定期的に虎を殺してみせねばならない」と言いましたが、まさにアレです。今インターネットでは、W3Cが長い長い合議の果てに、やっと次の数年を支える技術の標準化に漕ぎ着けました。Adobeが開拓した荒野を舗装することに成功したのです。

Flashが死んだ時、では、その次の数年はどうなるのでしょうか?今インターネットは、Appleの功績で「モバイル」分野に、豊かな荒野が発見されました。今から数年はその荒野の開拓がなされるでしょう。でも、その次は?3D、AR、そして今後出てくる新しいテクノロジーは、モバイル端末の狭いウィンドウでしか生きられないのでしょうか。クリエイターは、その作業の半分をブラウザ毎の挙動の調整に費やし続けねばならないのでしょうか。僕はそれは、ちょっと貧しい未来だと思います。

Flashができること。Flashだからできること。それは、映像やリッチなインターフェースではなく、スピーディーにWebの次を模索していくことです。Flashにとって辛い時期が続くかもしれませんが、今後のFlashにも、僕は期待したいと思います。(AIRの勉強もするけどね!)

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2011年11月27日

skrillex

今までもそうだけど、最近特にネット経由で素敵動画や素敵音楽を見つけるのが楽しいので、その方法とか素敵っぷりについて書いてみる。個人的には、音楽やってるような人に読んでいただきたいエントリー。「あーこういうふうに、音楽がスケールしていくんだなぁ」ってのの参考にしていただければ。funyaoくんいわく、こういう動きはSMO(ソーシャルメディアオプティマイゼーション)というらしいです。興味ある方はググってみたら良いと思うよ。

ちなみに、インターネットダイビングとは、僕が今考えた造語であります。検索ほど指向性があるわけじゃないんだけど、ネットサーフィンほど気の赴くままじゃないスタイルというか。スタイル?まぁイイよ。ある程度の指向性というか目的を持って、WWWの海に潜っていくイメージです。あしからず。

で。

最近、ネットダイビングやってて、テンション上がっちゃうことが何度かありました。2年ほど前に「
Allison Weiss is OK I Guess」で書いた、ああいうやつ。まず一つは、今敏さんのツイートを見返してた時。そもそも、tumblrで流れてきた綺麗な曲があって、でもタイトルとか分からなかったから「なんて曲なんだろうなー気になるなー」って思ってたんですけど、今さんのツイートで「素敵なPV」っつって紹介されてた動画を見てみたら、その曲が流れてきまして。キタコレと。またその動画も素敵なんだよ。24のキーファー・サザーランドの親父、ドナルド・サザーランド扮する博士が、天候を操作する装置を作るんだけど、志半ばで政府の諜報機関みたいなところに連れてかれちゃう。

これ、今調べてみたら、実話ベースなのね!ヴィルヘルム・ライヒっていうちょっとぶっ飛んだ科学者が、天候を操作するCloudbustingって機械を発明したんだとか。まさに夢見る機械…かは分からないけど、今さんが好きそうなネタだ。で、↓コレがその動画。



なんとなく見てた今さんツイート経由でこの動画を再生したら、聞きなれたイントロが流れてきた時、そしてその曲が、ずっとなんとなく気になってた曲だということに気づいた時、僕は不覚にも泣いてしまいましてね。好きな物同士がカチッとはまったと言うか、歯車が噛み合った感じ。これは快感です。分かるでしょうかこの感じ。分かる方はネットダイビングに向いています。

次に、Vimeoのオススメ動画をザッピングしてた時。サムネの中から「あーこれなんとなく好きそう」ってのを適当に再生してみて、開始3秒くらいで音楽か動画が気に入らなかったらタブを閉じるという、我慢の効かない大変子供じみたザッピングスタイルです。作り手からしたらたまんねーだろうなーと思いますハイ。大体100個の動画の中から30個くらいの動画を再生して、10個くらい最後まで見て、5個くらいお気に入りに放り込まれる感じですかね。

そうやって最後まで見た動画の一つがコレ。クラブ動画です。このサムネならそりゃ見るでしょうよ。

この動画の真ん中らへん、1:44あたりからの曲がかっけーなーと思い、動画の説明を見てみると、Soundtrackの真ん中らへんにSkrillexと書いてあったので、こいつかな?とアタリをつけYoutubeで検索。出てきたのがコレ。



チビでメガネでだんごっぱなてか仲本工事そっくり!動きもキモい!なのにこの音!!かっけーーー!と、お気に入り決定。で、その後日。友人がFacebookで「スタンドみたいなDJ」って動画をシェアしてて、これどっかで見たことあるなーと思ったら、このSkrillexもやってたのを、検索した時見てたんでした。

「あーこれ見たわー俺のが先に知ってたわー」とか言いたいんじゃないのです。そんなのはどうでも良くて、要は彼はこの動画に「スタンドみたいなDJ動画」として出会って、俺はSkrillex経由で出会って、それがたまたま繋がったというのが大事なのですよ。この「たまたま繋がる」っていうのは、コンテンツホルダーが出し惜しみしてたら、なかなか実現しない現象です。これもまた、さっきの「歯車が噛み合う感じ」の一つ。こうして名前が僕の中に刻み込まれたので、あとは気が向いたときに検索してみたりして、「こいつ歌うんだ!しかも結構良い!」とか発見することになります。この動画の1:15くらいから。かっけぇ!


最後に、これはつい先ほど。似た感じなんだけど、Vimeoでかっこいい動画を見つけたので、その人の名前で検索してYoutubeチャンネル飛んで、その人がお気に入りに上げてる動画を見て、そしたらそこで使われてる曲が良かったのでアーティスト名でVimeo検索してみたら、昔僕がお気に入りに入れてた動画が出てきて、「あーこれのミュージシャンと同じだったのか!」みたいな。↓これが、その最初に引っかかった動画。

この動画スタートで、Awolnationというミュージシャンと、Blue Foundationというミュージシャンにたどり着きました。もう入れ食い。素晴らしいねインターネット。

僕は基本的に記憶力がザルなので、こういう感じで、「とりあえずお気に入りに入れておいたら、それが後からなんかと繋がる」みたいな視聴方法が、すごく合っているようです。で、この間Facebookで、大学時代の友達と「オススメ動画の見せ合いっこ」をしたんですが、それがほんと楽しいのね。それが好きならコレはどう?っていうか絶対コレ好きだから今すぐ見てねみたいな。うぜぇみたいな。キャッチボールと言うかドッヂボールというか。昔micci_dとやったムービーロードマップのWeb動画版。そういうwebサービスも作りたい。たい。たい。今なら出来る気がする!むふん。

sarustar at 09:26|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote

2011年11月06日

amazon_danbow

ついったとたんぶらで、ネットからの収入についての言説を複数見かけたので、考えたことを書いてみる。

たんぶらで見かけた(つってもソースはついったなんだけど)のは、
ネットで金を稼ぐビジネスモデルで成功してるのって、1.広告、2.ゲーム(アイテム課金の類)、3.flickrとかレンタルサーバとか、4.SalesforceとかRTMとか、と考えてて、「結局、情報そのものに金を払う人はいなかったんだな」との結論に達しつつある @raurublock
っていう、まぁ割と悲観的な?意見。それに対して、ついったで見かけた意見ってのは、
これホントにそうですね。この変化を最前線で見てきたので、だから政治メディアをどこの支援者にも頼らず自分でやろうと決断できたんだと思います。RT @mnishi41: という観点で見ると「ネットからの収入の多角化」が、この数年に起きた変化の本質で、これからも軸になることだと考える。 @tsuda
こういう感じ。政治メディアっていうのは、多分MIAUかな?有料メルマガもやってるから、そっちのことかも。まぁ、有料メルマガに踏み切ったのも、この感触があったからこそだろうし。

で、僕の意見は後者。前者の意見は、前後の文脈見てないけど、サンプルモデルがとっくに古いと思う。もしくは大企業ベースで考えてるか。大企業が動こうと思えるような規模のお金を動かすのに、webはそもそも向いてない。インターネットってのは個人間のやり取りが最強。つまり、小額決済がキモ。5〜500円くらいという、「これ位なら払っても良いか」って額を、世界中から100件〜100万件集めるようなやり方。

今もっともこれに近いのは、多分携帯キャリアだと思う。集金システム持ってるところは強いし、月額300円とかを集金する実績もある。ただし国内限定だから、webのメリットがだいぶ削がれる。ここら辺は日本語圏であるって防波堤があるから、あまりデメリットにはならないかな。日本語カルチャーは日本語文化圏で消費するって暗黙の前提が、ある程度共有されちゃってるだろうから。

携帯キャリアが小額決済を出来るのは、「通信費との抱き合わせ」で、かなり強制力のある一括集金が出来るから。小額決済の最大のハードルは、銀行だったりカード会社だったりの手数料なので、「月々の固定費や高額商品との抱き合わせで集金する」ってやり方はかなり有効かも知れない。そういう意味では、ニコニコの有料会員も、それなりに良いかもしれない。投げ銭システムってどの位機能してるんだろ?あとは、新聞販売店とかも集金システム持ってるし、日本ではだいぶ広く流通してるので、アツいのかもしれん。

それから、Amazon。ニコニコで流通させられるポイントは、お金に変換しないとニコニコ以外では機能しないけど、Amazonで流通させるポイントは、ほとんど通貨として利用できる。もしAmazonが、円=ポイントで、100ポイント95円とかで買えるポイントを発行したら、それは換金しなくてもそのまま購買力になる。それがもしFacebookでの仮想通貨としても利用できますとかになったら、財布と個人情報ががっつりくっついて、なんかもう恐ろしい感じに。「いいね!」の手軽さで5円あげる!とかだったら、多分俺月1000円くらい余裕で使う。

あとは、当然かもだけど、銀行。ここは逆に、お金をお金のままポイントのように扱える。今1振込みにつき取ってる手数料を、月々の口座利用額に応じて徴収するプラン(月30万円の出し入れがあったら、それが100*3000でも30000*10でも同じ手数料)とかがあれば、小額決済は一気に実用的になると思う。

小額決済がなんでアツいかと言うと、それはそのまま「なんでwebがアツいのか」って話とイコールだ。世界を駆け巡る140文字と同じ感覚で、世界を140円が駆け巡れば良いって事。今月家賃ヤバイなーっつって、ギター片手にUstやるミュージシャンが出てくるかもしれない。津田さんにこのテーマで2時間ほど語ってほしいから、100円投げ銭して1000人集まったら、ちょっとお話して下さいよってサービスが出来るかもしれない。ちょっとお腹がすいたから、おっぱい写真をアップして30分で5000円稼ぐ女子高生が出てくるかもしれない。何がセーフで何がアウトかは法律が決めれば良い。そういう気安さでお金が動けば良い。

以上思いつくままに書きなぐってみました。お金の知識があまり無いので頓珍漢かもしれません。あしからず。

sarustar at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote