2014年03月09日

red

FinalCutProよりもPremiere+AfterEffectsが好きで、赤魔導士よりも黒魔導士+白魔導士が好きで、十得ナイフよりサバイバルナイフが好きなタイプです。つまり、餅は餅屋というか、専業のものが好きなのです。

そんな僕なので、サイトをゼロから作る時、WordPressを使って作る事はあまり好きではありません。なんだろ、自分の書いてないコードが根幹を占めるサイトというのが、なんか気持ち悪いんだろうな。さらにそこにプラグイン乗っけるのとかほんと不安。ディレクトリ構造も嫌だ味あります。基本的に、動画はYoutube、写真はFlickrやInstagram、ブログはTumblr.などを利用し、それらの集積地としてPHP、JSを書くという方法を好みます。餅は餅屋、動画はYoutubeです。企業サイトとかだとそんなこと言ってらんないんでしょうが、幸い現在の僕のクライアントさんにはフィットするやり方です。

このやり方にはメリットがいくつかあります。まず、クライアントさん自身で、日常の更新作業が行える点。それこそWordPressの得意なとこじゃないの?という声も聞こえますが、管理画面がスマートではありません。その点上記のWebサービス達は、楽しく気軽に更新させる事に注力しており、スマホからの使い勝手やサービス間の連携もスムーズです。自分たちのサイトを自分たちでコントロールする事で、サイトに対する愛着が湧くと思っています。

次に、各webサービスは既に固有のユーザーを持っているという点。ユーザーの皆さんのweb上での行動は様々です。ユーザーさんの日々のルーチンの中に、自サイトを組み込むのは容易ではありません。しかし、日常的にInstagramを利用する方はいるし、Youtubeを利用する方もいるし、Tumblr.を利用する方もいます。人の流れができている一等地です。ブックマークからサイトにアクセスしてもらうより、各サービスでフォローしてもらう事の方が比較的簡単です。

最後に、クライアントさんのWebリテラシーの向上が見込める点。これは同時にデメリットでもあり、サイト立ち上げと同時に複数のwebサービスの使い方を覚えるという手間がかかります。が、そのコストを払うに十分な見返りがあると考えています。webサービスを利用すると、他者のコンテンツに触れる機会が増えたり、ユーザーとのコミュニケーションが自然と生まれたりします。そんな中で、自分の投稿と他者の投稿を見比べる事で、どのようなものがコンテンツになり得るのか、好まれるのかを体感として得ることが出来ます。この感覚は実際楽しんでネットに触れていないと、なかなか得られないものです。

この他にも、例えば初期コストの面で有利になったり、リスク分散になったりというメリットも存在します。サーバーの増強や時代に合わせたUIの変更等は、各サービスが巨額を投じて勝手にやってくれます。突然の仕様変更に泣くのは、デザイナー、エンジニアの仕事です。上記サービスは、比較的コンテンツ倉庫としての自覚を持って運営されているように思われます。怖いのはFacebookですね。アイツはコンテンツ倉庫ではなく公開広場なので、平気で大規模仕様変更をカマしてきます。最近はだいぶ落ち着いているようですが。

上記のメリットは、全てそのままデメリットとして捉えることも出来ます。日々の更新を自分でしなくてはいけない、webを意識する時間を増やさなければいけない、定期的に学習コストがかかるかもしれない等など。しかし、これらをデメリットとして捉える人は、ひょっとしたら自サイトを持つ準備が出来ていないのかもしれません。サイトを立ち上げるというのは、他の業務と同じく、片手間にやるべき事ではありません。(基本更新しない、パンフレットや名刺的なサイトの場合は、この限りではありません)

色々書きましたが、WordPress撲滅セヨと言いたいわけではないです。あくまで僕の好みとして。ということで、僕の作ったサイトその他のリンク集貼っておきます。お仕事緩募中です。

sarustar.net

sarustar at 17:56│permalink | Comments(1)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote Tech 

 2014年02月26日

enzine

2014年2月26日0時、稲葉のアニキが「稲葉浩志 Official Website en-zine」をブチ上げました。B'zを百倍楽しむブログ東京油田を運営する僕としては、これに飛びつかない手はない。ということで色々見てみて、個人的にチェックポイントを見つけたので、まとめてみようと思います。いつも通り熱量高めです。不信心者は尻尾巻いて逃げ出せ。

最初に。このサイトはなんぞやという話。公式の説明だとこんな感じです。
ソロ・プロジェクトに於いて稲葉浩志が大切にしている言葉『en』。
表現の “演” 、人と人とをつなぐ “縁” 、ひとつになる “円” ・・・ “炎” “艶” “宴” など、言葉ひとつでもそれぞれの受け止め方によって多彩な意味を持つ『en』と、アメリカ西海岸で始まった手作りの冊子『zine』を掛け合わせた『en-zine』サイト。毎月、新たな情報やコンテンツを発信していく当サイトの今後の展開にご注目ください。http://en-zine.jp/pc/encyclopedia/index.html
と。なるほどなるほど。今後の展開にご注目とは、なかなかブチ上げ度高い文言。

僕はこの説明文と、そしてサイト内で新曲をYoutubeフル配信している事で、ある一つの仮説を立てました。つまり、「en-zineは、日本を代表するビッグアーティストの一人である稲葉さんが、インターネットとの付き合い方、アーティストとしてのあり方を攻撃的に模索していく試みではないか?」という仮説です。なんせこれまで、Youtubeでの音源アップロードを比較的厳しく取り締まってきていたB'zです。連想したのはLittleMonsters.com。LADY GAGAが主催するSNS。

「いよっ!アメリカかぶれ!」と言いたいところですが、僕は稲葉さんに対する信頼感を込めて、「en-zine」は僕をセブンスヘブンへと導く入口になるのではないかと期待しています。この期待を説明するためには、昨今のweb事情をちょっと補足する必要があります。

2014年現在。日本における音楽×インターネット、アーティスト×インターネットの関係性は、決して良好とは言えません。その傾向は、ビッグアーティストになればなるほど顕著です。これはなにも日本に限ったことでは無いと思われますが、少なくともアメリカでは、vevo.comがYoutubeとレコード会社の橋渡しを担う企業として存在しているようです。無料で動画を配信し、広告費で運営するサービスで、2009年からサービスインしています。それから5年経った現在でも、日本在住者はアカウントを作ることすら出来ません。インターネットにも国境はあるのです。

そんな中、2012年にGAGA様が、Little Monstersというサービスを立ち上げます。ファン同士が交流するSNS。GAGA様は、このサービスをきっかけとして世界を変えたいと言っていました。この試みはおそらくある程度成功していて、その証拠は、最近GAGA様をテレビで見かけないなぁというその実感に尽きます。テレビが喜ぶような情報発信を、彼女が必要としなくなってきているのだということです。

興味ない人含め1億人に認知させて100万枚CD売ろうというのが昭和的、テレビ的なモデルだとするならば。インターネット的なモデルとは、ファンが1000人いれば音楽活動に専念できる。1万人いれば結構な会場でコンサートが出来る。では10万人、100万人なら?という世界です。日本でいうとアイドル的な活動方法で、だからこそ現在日本では、アイドル業界が比較的活況なのだと思います。「誰もが知っている存在になる必要はない。しかし、自分たちを好きだと言ってくれるファンは、確実にネクストステージへと連れてってやる」という気概こそが、現代のアーティストに求められるものなのだと思います。en-zineをSNS化するかは未知数ですが、右から2番目のボタンが、いかにもそれっぽい。ちなみにURLはfate、和訳すると「運命」。重い。試みの壮大さを予感させます。

稲葉さんが「今後の展開にご注目」と言う真意は、きっとここら辺に挑戦するものであるだろう。そういう予測をたてた根拠は、それが時代的必然であろうという見立て以外にもう一つ。「zine」という表現媒体を冠しているという点にあります。

実は最近、僕はこの「zine」という媒体スタイルを知り、こっそり興奮していました。abcdefg*recordという名古屋発のインディレーベルのサイトで、zineの販売をやっていたのです。たった2人で運営されるこのレーベルは、このブログでも何度か取り上げた、アーティストを主体としたAllison Weissさんのやり方とはまた違った、レーベルとしての新しいあり方を模索し、成功させているように見られます。

abcdefg*recordでは、フォトZINEなるものを販売しています。プリンターでプリントアウトした旅の写真をホチキスで製本し、500円くらいの値段をつけたものですが、一部soldoutにもなっており、しっかり成立しているようです。なぜインディレーベル主催者の旅行写真が商品になるのか?それは、このレーベルにファンが着いているからとしか言いようがありません。tumblr.をやっている人は、こちらのリンクを見てみてください。photozineというのがどういうものか、なんとなく分かるんじゃないかなと思います。

有用な情報と広告を起源とするフリーペーパーではなく、ファンとフロントマンの関係性を起源とするzineという考え方。ファンクラブの様な、一対多の関係でなく、ファン一人ひとりを認識しようとしている…というのは考えすぎでしょうか。B'z/稲葉さんがYoutubeに新曲をフルでアップしたのは、今回が初だと思います。タイトルは「念書」。重い。覚悟を求められています。僕は僕たちは稲葉に覚悟を求められています。PVはあたかもAppleの1984。ソロライブは品川一会場のみ。信じるものしか救えない神様はセコいと言っていた稲葉はしかし、信じるものを強力に救済する存在へと変貌しようとしているのかもしれません。OK、覚悟完了。


という訳で、en-zineについて考察してみました。僕は期待しているし、もしこの仮説が実現し結実した暁には、「俺はこの瞬間のためにB'zファンをやっていたのだ!」といえるほどのカタルシスを感じることとなるでしょう。しかし、しかし。ただひとつだけ、最後にこれだけはどうしても言っておかねばなりません。

サイトがダサい。

思わず笑った。試みの新規性を覆い隠す時代錯誤なビジュアル。てかなにあのスプラッシュスクリーン!メインページが表示される前のビジュアルだけのページね。今どき!まさかFlashじゃねぇだろうなととりあえず右クリックしてみて、それはなかったので良かったけど今どき!あとページ内のあのボタン!今どき!ロールオーバー時にピポッとか音がしなくて良かった。フラット意識しろとは言わないけどさ。てかかっこ良ければいいんですけども!単体パーツとしてもあまりにダサいよ。そういう問題ですら無いんだけど、でもせめてアイコンの位置中心に合わせようよ。なんで全部ちょっと位置下なんだよ。



en-zine ←ログイン機能実装するかどうか賭けようぜ!

sarustar at 07:51│permalink | Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote Web | 本、マンガ、音楽

 2014年01月14日

pacificrim

やっとパシフィック・リム見ました。こういうのは映画館で見るべきなんだけど、当時見過ごしてしまったため、約半年寝かしてしまう結果に。絶対楽しいというか、絶対見たいものが見れるだろうという確信があったため、ゼログラビティシンドロームを払拭する映画に選びました。ゼロ・グラビティ後、リンカーンとTEDと欲望のバージニアという映画を見たんだけど、どれもパッとしなかったのです。結果大成功。今音声解説を見ながらブログを書いています。

お話は非常にシンプルというか、教科書通りな感じというか。音声解説聞いてると、スポーツ映画をイメージしたようです。納得。監督が当たり前のように「これはジャンル映画なんだ」って言ってるけど、ジャンル映画ってどういう言葉なんだろ?スポーツ映画とか、音楽映画とか、怪獣映画とか、そういうものの総称ってことで良いのかな。

この映画に関しては、僕はもう「あー楽しかった!」以上の感想は持ち得ないので、ちょっと趣向を変えて、「もしもパシフィック・リム2を作るなら」をもやもや考えてみようかなーと思います。

パシフィック・リム 2かー 見たいなー 残さなきゃいけないのはなんだろ。大怪獣とイェーガーは間違いなく必要だよな。怪獣の姿形はまったく変わっても良いと思う。ウルトラマンの怪獣は都度出自が違う訳だし。見たいのは「巨大メカと大怪獣の新鮮な殴り合い描写」で、それが本作くらいの愛とリアリティで成されれば、きっと2として正しいものになるんだろう。

これは過去日本の特撮やアニメが試みてきた挑戦で、ネタは色々あるように思う。今作のメカの特徴は、「明確な弱点(カラータイマーとか)がない」「最強の武器(何でも切れる刀≒アイスラッガー)を持ってる」「コックピットに乗る必要がある」「飛べない」「燃料の心配は必要ない」「政治の支配下にある」「人的暴走の危険がある」あたりか。

ちょっと余談。燃料の心配とか弱点要素が無い、最強武器を持っているというのは、そんなところでドラマを盛り上げるのが好みじゃなかったというか、そう言う緊張感を描きたくなかったという事なんだろうと思う。メカ無双がやりたいと。その結果、敵に人類滅亡の意志や知性を必要とした、いわゆる悪さ強さのインフレが起きちゃったというのは、ちょっと残念ポイントな気が。エヴァの敵が意志を明確にせずただ「脅威」として存在できたのは、使徒ってネーミングとかゼーレの目的とかそういうベクトルがあったという以外に、「活動限界」「暴走の危険」というテンション維持装置があったからな訳で。

話を戻して。こういう特徴を踏まえて考えると、人的暴走の危険性があるというのは、フォーカスし得るポイントの様に思う。イェーガー同士が殴りあう可能性があるって事で、それはまだ描かれてない。インフレも防げる。怪獣を操っていた奴らが実は人間も操るとか、トラウマを攻めるような事が出来て、パイロットを操る...とか?リモコンを奪われた鉄人の怖さか。もちろんラスボスは大怪獣だけどね。んー 保留。アイディアの一つとして。

あと、「飛べない」というのは、イェーガーの数少ない弱点の一つなので、これもフォーカスし得る。飛ぶ敵には手も足も出なくなる可能性があって、強さのインフレを防げる。解決策としてバックパックをつけるというのも、フロントミッション的で楽しいけど、ここまでなんでもありなメカが描かれちゃってると、それはあんまりカタルシス無さそう。なんせヘリ6機でイェーガーを運べる世界観な訳だし。あ、飛ばないにしても乗り物に乗るというのはかっこ良いかな?んー バイクだとイェーガーが生々しくなっちゃうよなぁ...合体ギミック採用...?

後はなんだろ。今作とは違うというアピールとして、核が効かない、ブレードじゃ切れないという描写は、早めにあった方が良いのかな。「事件はねぇ、会議室で起こってるの。」的な。そうすれば新兵器が出せるし!一体じゃ扱えない武器とか、ドリルとか、まだまだかっこいい武器は色々あるもの。あ、「イェーガーの発案者」みたいな人って、キャラクターとして出てきてないよな。その人が古代の壁画みたいなのを参考にした、みたいなエピソード足したら、伝説の武器とかいけるか。あのブレードの万能感は突っ込みどころの一つではあったと思うので、そこを広げるというのは、無くはない気がする。そこら辺説明無しなのがパワフルで良いところでもあるんだけど。でもほら、ポジトロンライフルの一点突破感良いじゃん。

武器といえば、個人的にはランドマークとか巨大施設で戦う巨大ヒーロー見たいんだけど、イェーガーとは違うかなー。スカイツリーに串刺しにしたり、ガスタンクをフルスイングで投げつけたり、ダム持ち上げて攻撃を防いだりとか、そう言うのが見てみたい。塊魂的なカタルシスがありそう。

と、ここで結局音声解説全部見ちゃいました。最後の最後にまた日本の特撮映画の話してらっしゃる。半分くらい特撮愛を語ってた気がするw 大好きなんだろうなぁ。嬉しいな。あ、最後の台詞かっこいい。「僕は怪獣のために生きている。共に彼らを活かそう。」だって。良いわー それだけで良いんだ!ってのが感じられる台詞。だし、そういう映画だった。あー楽しかった!あと今日、リアルスティールという映画を教えてもらったので、これも今度見てみよう。等身大+αくらいのメカ操縦して拳闘させる話。パシフィック・リム、トランスフォーマー、リアルスティールで、こういうガシャガシャ系メカが3サイズ出揃った感あるなぁとw みんな好きね!

で、今知ったんだけど、ギレルモ・デル・トロ監督、2の脚本書き初めてるらしいですねw 実現すると良いなー!今度は映画館で見るんだ!

sarustar at 09:26│permalink | Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Clip to Evernote レビュー